リリアンナとのお茶会2
次の日も私達は王子と共にリリアンナの元に居た。
「ごきげんよう、ナナシさん」
「しつこい女は嫌われるわよ?」
リリアンナは呆れたような顔をして淑女とは思えない態度で座っていた。
「あら、私嫌われちゃったわ~」
「癇に障るのよ、やめて」
「何が癇に障るのかしら?」
「全てよ」
「我儘だこと」
私はそう言いながら机を挟んで反対側に座った。
「・・・お家に帰りたいかしら?」
「ええ、帰してもらえるなら、是非帰らせてもらいたいわ」
「じゃあ、お名前教えてもらえるかしら?」
「そればっかね・・・貴方飽きないの?」
私は笑顔でリリアンナの顔をジッと見た。
「何を不気味ね・・・黙らないで頂戴」
「あら?寂しいの?」
「喧嘩売ってるの?」
「そんな滅相もうない!ただ、私は貴方の事を知りたいの」
「ですから、私はリリアンナ・ブラックマンです!」
「そう・・・ブラックマン様、お手紙を出すことを許します」
「お手紙?」
「お家に出せるように伝えますので、迎えに来てもらえるように書いてみてはいかがですか?」
ユミナは静かに手紙を前に出した。
「ペンも無いのに書ける訳ないじゃない」
「書いてくださるのかしら?」
リリアンナは私の顔を睨みながらペンを催促してきた。
「仕方ないわね・・・アンナ、ペンを持ってきて」
アンナは緊張した顔をしてペンを持って近づいて行った。
私の思った通りの行動にリリアンナは出た。
ペンを持つと立ち上がりアンナの首に先を当てた。
「こんな所で終わってたまるものですか!」
「アンナ・・・やっていいわよ」
アンナは怖がる様子もなく、そっとリリアンナの手に触れた。それと同時にペンに炎が付いた。
「キャッ!!なによ!!」
「私の侍女に手を出してただで済むと思っているのかしら」
「貴方がやったの!?」
「私じゃないわよ?その子がやったのよ」
私は椅子に座りながらその様子を笑顔で見て、アンナを呼び寄せた。
「流石ね」
「へへへ、ありがとうございます」
私はアンナの頭を少し撫でるとまた後ろに立たせた。
「私は色々と譲歩するつもりでしたよ?」
「何を譲ってるっていうのよ!」
「真実を話してくださるのでしたら、本当にお茶会で済みましたのに」
リリアンナは鼻で笑った。
「言葉では何とでもいえるわね」
私はその様子に呆れて王子を見た。
「すみません。私では聞き出すことが出来ませんでした」
「じゃあ、僕の番だね」
私は王子に席を譲ると後ろに下がり、ユミナにお茶を用意させた。
「じゃあ、始めようかお茶会」
「ええ、殿下とならお茶をしたいと思っていましたわ。できれば、そこの女性を退室させてもらえると嬉しいのですが」
「そんなに嫌いかい?」
「好きになる要素があったとお思いですか?」
「君に興味があっただけだと思うよ?少し度が過ぎていたけど」
「少しじゃありませんわ!」
エリックが相手になった瞬間人が変わったように態度変えたわね。エリック気を付けてね。




