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お買い物

私は父の部屋から出た後セバスとアンナを連れ街へと移動した。


久しぶりの外出であるが気が気ではなく不安いっぱいになっていた。

私は気づかないうちに馬車の中でアンナの手を握っていた。


街へは結構な時間が掛かるがその間も沈黙は続いていた。


街へ着いた私は服屋へと移動した。


「セバス、社交界で着るドレスはここで頼めばいいのかしら」


どこか元気の無い声でセバスに聞いた。


「そうですな、ここならよいドレスを仕立ててもらえるでしょう」


「どんな色がいいの?」


「目立たぬ色がよろしいかと」


「分かったわ、中で聞いてみましょ」


中へ入ると色んな服が並んでいた。町で見かけた人達が着てるような服や子供服までドレスも数着あった」


「すいません、ドレスを仕立ててもらえませんか?」


私は店員にそう声をかけた。


「はい!いらっしゃいませ。どのようなドレスがよろしいでしょうか?」


「あの・・・目立たないものを仕立ててもらいたいと」


「そうですね~、せっかくかわいい顔をしているのでこういったのはどうですか?」


割と目立つ色のドレスを持ってきた。私は困った顔をした。


「できれば、もう少し落ち着いた色のを頼みたいのですが」


「そうですか~似合うと思ったのですが」


薄い水色で落ち着いたドレスを持ってきてくれた。


「では、こんなものはいかがですか?」


私はセバスとアンナを見た。


セバスは軽く頷き、アンナは少し残念そうな顔をしていた。


「では、これでお願いいたします」


「分かりました!採寸いたしますね~」


こうして服は決まり靴を見に行くことにした。

そこでも最初は目立つヒールを持ってきたが私は断り落ち着いたものを選んだ。


「セバスこれくらいでよかったかしら」


「そうですな・・・後はアクセサリーなどご準備なさるとよいかと」


「でも、お金も使いますし目立っては・・・」


「これも嗜みです。何も無いのは少々恥ずかしい事かと思われます」


「分かりました。ジュエリーショップなどに連れてってもらえますか?」


私はセバスに連れられジュエリーショップへ着いた。この街にもこんなお店あるのね・・・


「セバスにおまかせしてもよろしいですか?私こうゆうのに疎くて」


「一応お嬢様自身でも覗いてみてください」


そういうと私はアンナを連れて眺めていた。アンナはこれは~これは~と指を指しているがどれもすごく派手だった。


私は眺めているととても小さいが綺麗なネックレスを見つけた。


「これ綺麗ね」


アンナは少し残念そうに


「少し小さくありませんか~?」


「あまり目立っちゃダメなのよ?」


後ろからヌッとセバスが現れた。


「ほう、これは綺麗なネックレスですな。値段の方も丁度良さそうなものですしこれとこちらでよろしいかと」


そういうとイヤリングを箱で持ってきた。すごく落ち着いたものだった。


私はその二つをその場で買い、買い物を終えた。ドレスと靴は後でセバスが取りに行ってくれるらしい。


買える途中に私は母と行ったパン屋に寄ってもらってパンを何個か買いアンナとセバスと私で分け食べながら帰った。

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