お絵描きのお時間です
次の術式はどんなものを書こうかな~
周りはまるで私がお絵描きをする子供の様に見えて心配そうに視線を送っていた。
私は前に言ってたドライヤー代わりになる術式を考えることにした。
懐かしいわね~あの頃はアンナと一緒に濡れた髪を拭いてたわね。
少し前の事を懐かしんで紙に術式を書き進めて行った。
冷たい術式はここにこうだったから暖かいのはこうかしら・・・
そして術式が完成した。私はさっそく紙のままアンナに持ってもらって使ってみると温風が出たが少し熱かった。
もう少し弱めないと熱いわね・・・
そう思い改良をしていくと外にいた魔法兵が興味津々に見に来ていた。
「どうしたの~?みんなに見られては恥ずかしいわ」
私はそう言いながら術式を書き終わるとまた発動させてみた。温度は少し熱いくらいで近くで使わなければ問題ないと私は判断した。時間も私の髪は長かったから少し長く出るようになっていた。
「こんなものかしら・・・アンナ、私の髪を乾かすときにこれを使ってみましょ!」
「はい!でも、私も使ってみたいです!」
「いいけど、離して使うのよ?」
「は~い」
魔法兵達は困惑しながらも私が作っていく術式を見ていた。
次は~そうね・・・氷の案山子を出せるようにしてみようかしら
既に氷の壁を作り出すのは術式であったのでそれを応用して私は作り出した。
実際に使ってみると形は出来たけど耐久性はいまいちだった。
魔力を込めれるように吸い出す魔力量を増やすようにしてみようかしら・・・
そして出来た氷の案山子はそれなりの硬さになっていた。
「マカオン!その案山子にその魔法撃ってみて!」
「おー!分かったぜ!」
マカオンは火の玉を作り出して投げ飛ばすように放った。火の玉は案山子に当たって明後日に飛んで行った。
「ありゃ?壊れもしねえし傷もついてねえや」
「マカオン!あなた本気でやらなかったでしょ!」
「いや、そんなことないぜ?」
そう言って話しながら次の術式を考えてその日は過ごしていた。後日案山子は溶けずに残っていた事を私は後で聞いた。
術式を考えたその日の夜・・・お風呂後に私はアンナを脱衣所に連れてきて温風が出る術式を使わせてみた。
「アンナもう少しだけ離れて熱いわ」
「こうですか?」
「それくらいでいいわ」
私は髪をふわっとさせながら温風にさらしていった。髪は少しずつ乾いていき根本以外はほぼほぼ乾いていた。
「少し時間は掛かるけどこれもなかなかね」
「自分で使うときはどうしたらいいですかね~」
「貼る?何かに挟む?それとも二人一組?」
「この紙もっと作って貼りましょう!」
「勝手にやったら怒られるわよ?」
そう言って私はその紙をアンナに渡した。
「近くで使っちゃ駄目よ?チリチリになるから」
「チリチリ?」
「・・・焦げるわよ」
「あ~・・・」
そんな事を言いながらアンナは自分がお風呂の時にその術式を試してみんなの注目を浴びていた。




