隊長!
その後も王子の話は続き、私は少しずつ心配が膨らんでいった。
「じゃあ戦争のお話はこのくらいにしようか」
「ええ、怖い話でしたわ」
「そうだね、でも近い未来起きるかもしれないことだから知っておいて欲しいんだ」
「わかりました」
「じゃあ兵士の話をしようか」
王子は真剣な顔からいつもの笑顔な顔に戻った。
「多分3人共一緒の結論が今は出てると思うんだ」
「ええ、おそらく」
「ただ、女性という事もあって反感があったりする可能性は否めないね」
この世界でもそういうのはあるのね
「魔法の力も彼女は強かったからある程度は大丈夫だとは思うんだけど・・・」
「でも、他の人も追いつき始めたらそうも言っていられない」
「かと言って他の方では少し頼りないかと思うのですが・・・」
「そうだね、だからこそ体だけでもしっかりした彼も押しているんだけどね、ブランドはあまりおすすめしてくれないんだ」
「では、彼女に他の勉強もしてもらって様子を見ましょう」
「そうだね、僕からその事を伝えて隊長として話を進めておくよ」
「はい、お願いいたします」
そして魔法兵の話が終わると3人はそのあとの事を話し始め時間は過ぎて行った。
次の日、私は軽く勉強をした後、王子を連れて兵舎に来ていた。
「ナグア前に来てくれ」
「はい!」
緊張をした表情でナグアは王子の前に来た。他の兵達もどこか緊張していた。
「君にはここの隊長をしてもらいたいんだ」
「わ、私がですが!?」
なかなかいい反応ね、体まで仰け反らしてるもの
「私には荷が重すぎます!」
「僕とニーナが決めたことなんだけど・・・駄目かい?」
「駄目とは言いませんが本当に私なんかでよろしいのでしょうか」
「では、ここにいる兵達にも聞いてみようか」
王子は兵達に大声を掛けた。
「ここに居るナグアを隊長にする事に異論があるものはいるか!」
思ったより男性陣は肯定的に見えたが、女性陣はどこか違和感のある反応を示していた。
「反対が無いようだね」
「分かりました。拝命いたします」
「そう言ってくれて助かるよ。じゃあ魔法の勉強に加えて隊長としての事も勉強していってもらうよ。分からない事があればブランドに聞くといいよ」
そして魔法兵達はまた研究と訓練に分かれて移動していった。
「ニーナ様、私・・・」
ナグアは不安そうな顔をしていた。
「ええ、無茶を言ってしまってごめんなさいね」
「いえ、そんな」
「模擬戦でのあなたの言動と判断で勝手に選んでしまったわ」
「そう言ってもらえて嬉しく思います」
「そこでナグアに一つお願いしたいの」
「はい!何なりと!」
「副隊長を選んで欲しいのです」
「副隊長ですか?」
「ええ、一人ではきっと辛い事も多く出てくると思うのだからナグアが選んで私に教えて欲しいの」
「わ、私が選ぶのですか!?」
この子本当にいい反応するわ・・・でも、これもこの子のためでもあるんだけどね
「駄目・・・かしら?」
「私では判断しかねます。他の方の目もありますし」
「ええ、私も感じたわ、女性陣の事ね」
「なので、私が選ぶとなると・・・」
「でもね、ナグアが相談しやすくて頼りにできる人を選んで欲しいの」
ナグアはそこで深く考え始めてしまった。
そうよね・・・簡単な事ではないものね




