兵士長への説明
ブランドは考えた後、しばらく魔法兵達の研究を眺めていた。
「これも訓練の内の一つですかな?」
「これも重要な事です。魔法を知らないと使えない。剣の振り方と同じです」
「ふむ・・・」
「もし、研究できなかったとすれば今ある魔法でのみの部隊になりますので」
「それではいかんのですかな?」
「そうですね・・・私は戦争を知りませんが、長い詠唱のものの方が強い魔法になりやすいですが研究を進めれば少しでも短くできますし、術式に至っては研究して形を理解する事でより強力なものにできますから」
「長い詠唱なぞあるなら全員が術式を書けば問題ないのではないか?」
「紙に書けば有限ですし、石板だと重くて持ち運べず、地面に書くのであれば待ち伏せになりますがそれでもいいですか?」
「詠唱も有限であろう?」
「ですが、身軽ですよ?」
二人が言い合ってる姿を見て魔法兵は冷や汗を王子は周りの兵を落ち着かせていた。
「どちらの魔法が強い魔法を放てるのですかな?」
「研究次第です」
「なるほど、ではこちらも重要となる理由も頷けますな」
「分かってもらえてうれしいわ」
「では、外で撃つのは試験運用ということになりますな」
「流石です」
「それしかないだろ・・・」
「そうですね、それが私から出した1つ目の課題ですから」
「1つ目・・・ということは他にも」
「ええ、魔力操作を少しでもできた方がいいと思い2つ目はそれに関してのものを用意しました」
「ほう」
「2つ目はまた外へ出たときにでもお教えします」
ブランドは周りを見ながらまた考えて外に出ることを提案してきたので外へと移動した。
「他の課題はあるのか?」
「3つ目は2つ目と似ていますが魔力を感じる事です」
「魔力を感じる?そんな必要あるのか?魔法を使っているのに」
「詠唱も術式も両方に言える話ですがどちらも魔力を動かすものが組み込まれているのです」
「それでは分からんのか?」
「簡単な生活で使う魔法を使ってみると分かるかと」
私はそう言って炎を出して見せるとブランドも同じように炎を出した。
「確かに考えてみればこれで野営中、火を着けることもあったが魔力は分からんな」
「これも基礎的なものは同じで最初に魔力を動かす詠唱が入っているのです」
「しかし、それを知ったところで何が変わるというのだ?」
「それはこの前放った火の魔法覚えていらっしゃいますか?」
「剣を溶かしたやつか?」
「ええ、あれは初級魔法に魔力を上乗せしたものなのです」
厳密には上乗せして圧縮してるんだけどね
「上乗せ?詠唱すれば勝手に魔力を必要分持っていくだけではないのか?」
「基本はそうですけど上乗せもできるのです。その結果・・・」
私は初級魔法の火の玉を大きくして空に撃った。
「大きくできたりします」
「なるほどな~」
「この大きくするのが2つ目の課題です。現在3名が出来ていますね」
「こんなに居て、3人か・・・」
ブランドは険しい顔をした。
「1つ目の課題に目が行きがちですから・・・」
「そういえば1つ目の課題とは?」
「好きな魔法を見つけて自分なりにアレンジして強くすることです」
「それで研究か・・・」
ブランドはまた考えて外で魔法を撃ってる人を眺めていた。気が付くとアンナがうずうずとしていた。
今日は大人しくしていてね、アンナ




