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外に出るには・・・

次の日、テリサが部屋にやってきていた。


「ニーナ様どうでしたか?社交界の方は」


「大変だったわ・・・」


テリサは笑いながら本を1冊置いた。


「これからはもっと沢山こういった場に出ることになりますからお気を緩めぬように頑張ってください」


「ええ、分かったわ。それよりその本は?」


「いつものでございますよ。これからはもっと社交の場での動きも学んでもらわないといけませんからね」


もの凄く嫌な顔を私はしていたらしくテリサは苦笑いを返してくれた。


「ニーナ様笑顔ですよ」


「あ、失礼いたしました」


私は笑顔になるとテリサは頷いて私に椅子に座るように促した。


「あ、テリサ。私の笑顔作り物に見えるかしら?」


「いきなりどうしたのですか?」


「いえ、見る人みんなが作り笑顔だとおっしゃっていたので・・・」


「そうですね・・・もう少し自然にできるとよろしいかと思いますが今はこれでもよろしいかと」


やっぱり作り笑顔に見えちゃってるのね・・・難しいわね


「分かったわありがと。じゃあ本を読むわ」


「では、私も失礼いたします」


テリサは部屋を出て行った。そして私はしばらく本を読んでいた。そして本を読み終えたのはお昼過ぎだった。


「いつもどこから持ってくるのかしら・・・それもこんなに」


部屋の本棚には沢山本が並ぶようになっていた。


「物にもよりますが購入してくるのも多いと聞いております」


「私も久しぶりに城下に行こうかしら・・・」


「エリック殿下に許可を頂かないといけないかと思いますが、いかがなさいますか?」


「ニーナ様自由にお外も歩けないんですか?」


不思議そうにアンナがそう言うとユミナは私の方を向いて話を続けた。


「婚約者様ですので何かあった場合大事になりますので」


「アンナ、エリックがあそこまで自由に動けてたの不思議に思わない?」


「そうですよね~」


「これもニーナ様のためでもありますのでご理解ください」


私とアンナの意地悪な笑顔にも屈せず表情を変えずにユミナはそう答えた。


「何かあったらアンナもここに居られなくなるし・・・大人しくしときましょ」


「私はどこへでも行きますよ?」


この子多分理解してないわね・・・


その後、私はエリックの元へ行き構ってもらいつつ兵舎へと歩いていき魔法兵達の様子を見ていた。


「そういえば研究室の方はどんな感じなのかしら」


「行ってみるかい?」


その言葉にどこか魔法兵達は嫌な顔をしていた。


研究室へ着くと中は本なので散乱としていた。


「えっとこれは・・・」


「いえ、これは・・・その~」


一人の兵が言い訳をしに近づいてきていた。


「自由にしてもらってもいいけど・・・本は大事にね」


「はい、気を付けます」


その後、私と王子は兵士長を探しに兵舎を歩き回ることにした。

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