侍女の一言
そして兵舎はまたいつもの姿に戻って行った。
今回の件は私とブランドで話を付ける事にしてこの件は終わらせた。なぜなら、ブランドの悲鳴で王子が飛んできたからだった。
「ニーナさん・・・心臓に悪いよ・・・」
「申し訳ありません・・・」
そんなこともありながらもその日は落ち着きこれからは出来るだけブランドが見張ることになった。
私達と王子は部屋へと歩いていた。
「ニーナさんはお城でも嵐になるつもりかい?」
「そ、そんなことはありません!!」
「大丈夫だよ。好きにやってくれれば僕が守るから」
この王子・・・恥ずかしいセリフもどんとこいね・・・
「いえ、私はあなたをお支えしたく来たのです。ご迷惑をかける訳には・・・」
「迷惑だなんて・・・今回の事だって元は兵士のいざこざだったわけだし、君が悪いわけじゃないよ」
「そう言っていただけるとありがたいです」
こういった場面ではあまり出てこないアンナが珍しく一言呟いた。
「そういえば、お二人水臭いですね・・・」
思わず私と王子はアンナを見た。そして王子は笑い出した。
「確かにそうだね」
ユミナは申し訳なさそうにアンナの頭を下げさせた。
「僕達、婚約している間柄なのに他人行儀で話しててその通りだと思うよ」
「エリック王子、まだ私た婚約者なだけですよ?」
「もういいんじゃないか?踏み込んできても」
「知りませんよ?」
「おいでニーナ」
ああ・・・本当にここまで来ちゃったんだな
「いいのですね、エリック・・・」
私と王子は廊下で抱き合った。その姿を目を輝かせてアンナは見ていた。ユミナは背を向けていた。
「どんどん君を見せて」
私はだんだん顔を赤らめていき頭から湯気が出そうになっていた。
「はい・・・」
そしていい雰囲気のまま私の部屋の前に着いた。
「また、夜にでも話さないか?」
「ええ、行くわね」
そうして私は部屋に入ると爆発しそうな顔になっていた。その顔を見てアンナはなぜか興奮していた。
「イケイケですよ!!ニーナ様!!このままゴールです~!」
私は軽く握った拳をアンナの頭の上に落とした。
「ゴッ・・・い、痛いです・・・」
「まったく、この子は」
ユミナもこの行動には呆れたのか珍しく表情に出ていた。
「ユミナ・・・ごめんね。こんな子連れて来ちゃって」
「心中お察しいたします」
私はアンナの様子を見てため息をついた。
「アンナ・・・ユミナに躾けてもらう?」
アンナはユミナの方を向いた、ユミナはすごい圧を飛ばし始めた。
「い、嫌ですニーナ様!!お助けください!!」
「たまにはいいんじゃない?私ばかりじゃ不公平ですもの~」
「では、ニーナ様、これからアンナ様を教育ということでよろしいでしょうか」
なぜかユミナはやる気満々になっていた。その姿にアンナは涙目で訴えてきたが私は笑顔で送りだした。




