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治癒の魔法?

次の日私はまた本を渡され読んでいた。


どこに行っても勉強が付いて回ってくるなんて・・・


頭を抱えながら本を読み進めていった。テリサは本を置くとどこかへ行ってしまっていた。


見てないし・・・読み飛ばしちゃおうかしら・・・


ユミナがすごい視線を送ってきていたのに気づいてその考えはすぐに消えていった。


本も分厚い物では無かったのでお昼までには終わり、私はまた兵舎の方へと移動した。


兵舎に付くと魔法兵達は整列をして現状を伝えてきた。


「現状はこうなっております。ですが、毎日のように来ていただかなくてもよろしいかと・・・」


「見られちゃまずいの?」


「いえ、そう言う訳では」


私は恨めしそうな顔をして兵士に詰め寄った。


「お城の中に居るとね・・・勉強させられちゃうのよ」


兵士は苦笑いをしながら引いていた。その後、訓練は再開され、私はそれを眺めていた。


1日1日見てるくらいだからかそんなに変わらないわね・・・ある程度進むと違ってくるかもしれないけど


活発な女性はあの後、私の言った火の玉を飛ばす魔法を何度も使い悔しそうにしていた。

周りの兵士達は1つ目の課題に躍起になっていた。


周りの人達も起爆剤が一つあれば変わってくると思うんだけどね~


私はのんびりと見ていると王子が後ろからやってきた。


「今日も見ているんだね」


「ええ、皆様とても真面目にやってらっしゃいますよ」


「進み具合はどうかな?」


「1割・・・いってないかもしれませんね」


私は目を瞑りながらそういうと王子は驚いた顔をしていた。


「あの状態でかい?」


「ええ、1つ目の課題で皆様詰まっていらっしゃいますから」


王子は周りを見渡した。そしてもう一度確認した。


「本当にそれだけかい?」


「ええ、下手すると魔法学校の1学年レベルですね」


王子は言葉が出なくなっていた。私は冷静に周りを見ていた。


あの活発な女の人が少しだけ先に行ってるだけで他は似たり寄ったりね。もう少し説明が必要だったりするのかしら


魔法使いのような恰好の人はどうだろうと思ったがレベル的には周りよりちょっとだけ先に行ってるくらい活発な女性のレベルより下だった。


本を読むスペースや本の数を増やすのが急務だったりするのかしら・・・


「エリック王子?兵士達の本の件はどうなっていますか?」


「今準備中だよ。流石にすぐにとはいかないからね」


王子はそういうとまた普段の笑顔になり見ていた。私は少しその顔を見て気持ちが楽になった。


少し眺めているとある人が魔法を暴発させてしまった。そして軽い怪我をしてしまっていた。私は心配になり王子と見に行くと軽い切り傷ができていた。


「少し切れてるわね・・・風魔法の失敗かしら?」


「はい、何がいけなかったのでしょう」


「反省は後にして治療しましょう」


私はアンナに包帯等を持ってくるように言った。しかし、私はふと頭をよぎってしまった。アンナを治した時のことを・・・そして自然と手を出して魔力を込め始めた。


元に戻すイメージ・・・元に戻れ~戻れ~


すると傷が塞がった。その姿を誰もが驚いて固まっていた。私まで驚いていた。


「治っちゃったわね・・・」

「どういうことなんだ?」

「な、治ってます!!」


私は何かに気が付き周りを見渡した。


こんな大勢の前でやっちゃった!!


慌てて私は胡麻化そうとしたが王子にすら追及されてしまった。

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