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頑張る人

魔法兵達は簡単な講義を静かに聞いた後また魔法を撃ち始めた。


駄目ね・・・あんまり変わらないわ


すると、女性の一人が少し隅の方へ行き持ってきていた紙に何かを書いていた。


別の行動を取ったのはあの人だけね・・・でも、何を書いているのかしら


ショートカットの活発そうな女性はその後も紙に何かを書きながら時々考え込んでいた。他の人達は1つ目の課題の訓練だけをしている様子だった。


派手になったし範囲も広くなりつつあるし広い場所があればいんだけど・・・


その後、誰も火の玉を大きくするようなことをせずにただただ魔法を放っていた。しかし、活発な女性が「できた!」と声を上げると詠唱を唱え始めたのが見えた。


その詠唱はとてもでは無いが戦闘で使えるレベルの長さではなかった。が、威力は目に見えて周りよりも強くなっていた。


周りはその威力を見て声を上げた。その様子を私は眺めているだけだった。


せっかく楽しんで作ってくれてるのにこのまま兵士で居させるのはあまりいい気がしないわね・・・


活発な女性は少し残念そうな顔をしていた。周りは凄いと褒めているのに


何か不満そうね・・・改良するところができたのかしら


活発な女性は私に向かってきた。


「驚いてくれてもいいじゃないですか~」


私はその言葉に察した。


褒めてほしかったのね・・・多分


「わースゴイです~」


「棒読みじゃないですか~」


周りの人は止めようとしてる様子だったけど私はほんの少し引き攣りながら笑っていた。


「これなら1つ目の課題はクリアでもよろしいですか?」


私は無言で真ん中に氷の案山子を作り出した。


「撃ってみて」


「吹き飛んでも知りませんよー!」


長い詠唱後強力な魔法が飛んで行った。炎が渦を巻いて飛んで行った。昔リアーネが使った魔法の強化版のようだった。魔法は案山子に当たりはしたが炎はあっさりと消えてしまった。


「え、なんで」


「他の人もその案山子に試してみてくださいねー!」


そういうと恐る恐る他の人が試しに入った。


「氷なのに・・・炎が負けた?」


「ええ、凄い魔法だったわ」


活発な女性は感情的に声を上げた。


「なんで通用しないのよ!!」


「私とあなた・・・何が違うと思いますか?」


「ここに来て質問ですか・・・」


「ええ、答えは何だと思いますか?」


私はそう笑顔で聞くと女性は少し考え答えた。


「知識量」


「それもありますけど練度では無いかと私は思います」


「練度・・・繰り返せば強くなると?」


「ええ、ただし私が言う練度は魔法全体の事ですけどね・・・」


案山子の辺りで兵士達は爆発させたりしていた。アンナはいつのまにか兵士の方に行き応援していた。


「魔法全体・・・」


「私は8歳の時から魔法を使い続けてましたから・・・」


私は炎を手の上に出しハートを作り出した。


「あなたは普通の女の子が簡単に出せると思いますか?」


「・・・ニーナ様は普通じゃないのですか?」


「私は普通のつもりよ!ただ、魔法を勉強する機会があっただけ」


遠くでガタイのいい男の人が頭に火が飛び慌てて消していた。アンナは水を魔法で出していた。


「お手上げね~」


女性はしゃがみ込んだ。


「炎を大きくできるように練習してみて」


「それが分からないんですよね~どこにも書いてないですし・・・」


「じゃあ、ヒント!私が初めてそれができた時それは溜めが成功したときなのよ」


「溜めですか?」


「溜めよ。それ以上は私も説明できないの、簡単な魔法で色々やってみてくださいね」


案山子の周りですごく騒がしくやってる兵士達に混ざってアンナも騒がしくやっていたので私は軽く止めに入った。

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