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アンナの力

ブランドを見送った後、私は魔法兵達の様子をみていた。


どの人も自分の事で手一杯って感じだわ。他人の事を気に掛けてる人は居なさそうね。でも、来た時、しっかり答えた人も居たわね・・・あの方はどうしてるのかしら


私は見渡してみたが分からなかった。


名前も分からなきゃユミナに探してきてもらう訳にもいかないし、まだ魔力での探知では誰かまでは把握できないだろうし・・・気長に見るしかないのかな~


どの人も私が思っているレベルまでには達していなかった。


魔法学校で言えば2学年くらいかしら・・・そう考えると早い方なのかもしれないけど、間に合わないわね


読書をしていたである人達が戻ってきて魔法を放ち始めた。


同じレベル・・・かしら。そろそろ起爆剤があればいいんだけど


「アンナ、あなた今どれくらい火の玉を大きくできるかしら」


「え~っとそうですね・・・限界まではやったことありませんね~」


「じゃあ今やってみせて」


「今ですか?分かりました!」


アンナは空に向けて手を上げた。詠唱をして火の玉を出すと少しずつ大きくしていった。膨らんでいく火の玉はあっさりと頭の大きさを超えさらに膨らんでいった。アンナの体よりも大きく木よりも大きくなり、私は笑顔でその辺りで止めた。


「アンナいつの間にそんなに大きくできるようになったの?」


「え~っと覚えてません!!」


私は少し扱けたがその様子にユミナと魔法兵達は目を丸くして驚き固まっていた。私はその様子を見ていた。


リアーネやタリア様なら闘争心に火が付くんだけど・・・


魔法兵達は唖然として固まっているばかりだった。ユミナは気が付くといつもの様子に戻っていた。


こうなってくると力で決めるのは難しそうね・・・


私は次の手として講義をしてみることにした。内容は前に話した内容をもう少し深堀したような内容だった。


流石に詠唱の分解や術式の作成はこのレベルでは危険かしらね・・・


深堀をすることによって私は熱意のある人を探してみた。大体の人は静かに聞いていた。が、ガタイのいい人はたまに手を挙げていた。


「それってよ~、詠唱に魔力操作をする言葉が入ってるって事だよな~無かったらどうなるんだ?」


その言葉遣いに他の人達は焦って止めようとしていた。


「簡単よ!魔力が動かないんだから魔法は発動しないわ」


「でもよ?魔力は体内にあるんだよな?だったら体の中で発動したりしないのか?」


「ええ、例えば火を起こすのに詠唱を唱えますよね?その時の動きを考えてみてください」


男はそういうと考えだしたので、私は少し間を置き続きを話した。


「まず、魔力を移動させて集まります。そして火の形を作り出します。体に分散したままだと形が作られないですよね?」


「そういうもんなんだな~難しいわ」


男はそう言うと脱力したような状態になった。


「大体の魔法は魔力操作が入ってるのよ?術式にだってあるのだからある意味基礎とも言えるわね」


私は微笑みながらそう言うと男は頭をパンクさせて頭を抱えていた。


簡単な事なんだけどな~その先は少し難しくなってるんだけど・・・

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