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どちらが真実?

その後私は本を読み進めていった。進めれば進めていくほど誇張したような内容が書かれていた。


古代魔法は人の命を使って強くする・・・そのため身内で争わせていた。


そんな出鱈目を書くなんて誰なのかしら


そんな内容を目を見開きながら読み著者の名前を探った。しかし、どこにも書かれていなかった。


なぜ、書かれていないのそれともこれは誰かが書いた絵空事?でも、前半はアルビーネさんの話しと一致する。この本は一体・・・


私は頭を押さえた、また面倒な事になると考え、次に何をすればいいのかを必死に考えた。


この本は他にあるのかしら・・・もしあるのならばこんな出鱈目な本は早く捨ててしまう方がいいかしら

幸い古代魔法の使い方は詳しく書かれていないみたいだから少し安心できたけど・・・


私はまたユミナに王子に話を通してもらうことにした。その表情を見てアンナも何かを察して黙っていた。


その日は王子が来るまでその古代魔法の本を何度も読み返した。


何か・・・何かあるかもしれない!


「ニーナさん!」


「エリック王子!?い、いついらしたんですか?」


「少し前からだよ。呼んだのに返事がなかったので・・・」


「ああ、すいません。夢中になってしまい」


気が付くとユミナは走ってくれてたようで息を切らしていた。そしてその様子に急いで王子はやってきてくれたようだった。


「実は、この本についてなのですが」


説明をしていった。古代魔法の存在や他に同じような人が居るかもしれないという可能性の話しなど話を進めていくと王子の顔つきも少し変わっていった。


「もし、この本が他国からの物ならば・・・」


「ああ、確かに危険だ。これを持ってきたのはテリサだったね」


「ええ、城下で買ったと言ってたはずです」


「もう少し調べる必要が出てきたね・・・父上にも報告しておこう」


「はい、その方がよろしいかと」


その後、すぐに王子は王の元へと走って行った。私は何か分からないかと読み続けた。


漫画やアニメなら火で炙れば文字が出たりするんだけど今はできないわね・・・魔力流すくらいなら問題はないかしら


魔力を纏わせてみたがなんも変化は現れなかった。私は不思議と感じながらひっくり返したり表紙を見たりくっついたページが無いかと調べはしたが特に変わった様子は無かった。


この本の内容が本当の事だとしたらアルビーネさんが過激な所を隠した事になるわね・・・どっちが本当の事なのかしら


私はしばらくの間本を眺めて考えていた。すると王子の従者がやってきて、私を王の元へと案内した。


部屋には長い机と沢山の椅子、王と王子、宰相が複雑そうな顔をして待っていた。


「ニーナただいま参りました」


「うむ、掛けてくれ」


そして、私は王子の横に座った。

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