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貴族への罰

その後、会場は落ち着きを取り戻していった。


私と王子は王の元へ行き経緯を話し、シェリーに手を出した女性は処罰されることになった。


処罰の内容はまた後日に決まるそうね。シェリーには本当に悪いことをしちゃったわ


そう思いながら私は王子と歩いていた。


「やっぱり君が居ると何か起きるね」


「やめるなら今ですよ?」


「ここまで来たら逃げられないさ」


「私の初めてを奪った人ですものね」


私はそう言って笑うと王子は恥ずかしそうに周りを見た。周りはその姿を見て和やかにしていた。一部の女性だけは未だに睨んでいた。


この世界ではこれが普通なのかもしれないわね。下手に弱みを握られれば一瞬で蹴落とされる・・・そんな世界。


その後は何事もなく・・・とは言えないほど人気が出てしまった姉を見ながら、私は王子や家族と過ごし披露会は幕を閉じた。


次の日、テリサが部屋にやってきた。


「ニーナ様おはようございます。昨日はどうでしたか?」


「おはようございます。色々ありましたが、乗り越えられたかと思います。色々教えていただきありがとうございました」


テリサは安堵した表情を浮かべていた。その姿を見ながら私はベッドから降りた。


「それは安心いたしました。また後でどのようなことがありましたかお聞かせください」


「ええ、あまりいいお話ではありませんが」


そして朝の事を一通り終わらすと私は服を着替えて食事を摂りにいった。既に食事を摂る部屋には王が座っており食事を摂っていた。


「王様、おはようございます」


「ニーナか、昨晩は大変だったな」


いつもより和やかになった気がするわ


「それでだ、昨晩捕らえた女性だがどう処罰するのがいいと思うかね?」


王は不敵な笑みを浮かべながら私を見ていた。


「私は、法には疎いのでどこまでするのがよいのか分かりかねますが、180日間どこかの貴族の元で従者として働かせてこの事を広く伝えるのがよろしいかと思います」


私は冷や汗と共に息を呑んだ。


「そうか」


その言葉と共に物を一口食べると王は私を睨んだ。


「己の私怨でその処遇を考えたのでは無かろうな」


「いえ、王族に対して無礼を働いたのです。罰は必要でしょう。ただ私はこういった事には疎いのですぐ思いつくものが180日の従事だと思いました」


私は笑顔ではあったが冷や汗を流し少し震えも出始めてしまっていた。


「王子よりもおそらく厳格だな」


王は少し息を吐くとそう言ってまた食事を続けた。


「貴族社会で王の子に噓をついたと噂されればそれだけでも家の名前に傷がつく、それだけでも十分な罰になろう、しかし、場合によっては爵位も危うくなる事例もあったのだ。知っておくとよい」


「分かりました。では、今回は貴族達に周知させるだけになるのでしょうか?」


「いや、本人にも罰は受けてもらう」


ドアの隙間から王子は覗いていた。その様子を王は気づいていた。


「おそらくエリックは30日くらい働かせるで手を打とうとしてくるだろう・・・あれくらいの年齢ならば、私は80日としよう、その間に何をされるか分からんのもあってあの娘には酷かもしれんがな」


「どこで働かすなどは決まりがあるのですか?」


「決まりは無い、だから好きな所で働かす事が可能だ。気になるのだったら勉強してみるとよい」


「分かりました。ありがとうございます」


「さて、そろそろ入ってきたらどうだエリック!」


なぜか申し訳なさそうに王子は入ってきた。王はその様子をみてため息をついた。

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