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親子3人

私は長々と女性達に囲まれ蔑まれ言葉をぶつけられていた。


「ところであなた達はみんな色々話していただいてますけど・・・王子様の事は見なくてよろしいのかしら」


その言葉に全員が固まり王子を見た。王子はその様子に笑顔で対応した。


「私はあなた達程魅力はありません。有るのはあの方と一緒に居たいと思う気持ちだけです」


「それは私達も同じよ!」


「私"達"ではないの・・・私は!なのよ」


「わ、分かってるわよ」


タリア様の方が何倍もマシね・・・


「どうしたら気にせずにいてくれるかしら?」


「とっと別れろ性悪女!」


「まあ、汚いお言葉・・・あまり汚いと嫌われますわよ?」


女性は激昂し掴みかかろうした。私はただそれを受け止めた。そして倒れこんだ。


「あなたなんて!!」


「なんですか?」


使用人達はその様子を見て兵士を呼びに走った。


「あなたさえ居なければ!!」


「私が居ようと居まいと変わらないわねきっと」


「なぜそんなことが言い切れるのよ!!」


「あなた、こんなことして王子が喜ぶとでも思ってるかしら」


掴みかかった女性は力を抜きその場に座り込んだ。


「あなた達声を上げた人もそう言えるわね・・・こんなところで大声を上げて他人蔑むようなことをしている人を好きになると思っているのですか?」


女性達は目を背けた。私はゆっくりと立ち上がった。そして王子の元へと戻った。


「ご心配おかけしました」


「どこも怪我してないかい?」


「ええ、少し場を乱してしまいましたね。申し訳ございません」


「いいんだ。君が無事なら」


兵士達がやってきて私を掴んできた女性をどこかへ連れて行った。


王はその様子を見て一声上げ場を収めた。その後、私は来ていた家族と再会した。


「ニーナ!」


「お父様!お母様も!」


「よく頑張ったわね」


「私は二人の子供ですもの!!」


3人は仲良く抱きしめ合った。


「今日はお姉様はいないのですか?」


「エレナは~・・・そのだな・・・」


父の視線を追うと男性が群がっていた。


「人気ですね・・・」

「だろ・・・」


「それよりも!また無茶しようとしたわね!!」


「お、お母様!?」


「本当に誰に似たのかしら!!」


そっと私は視線を外した。父もどことなく逃げようとしていた。


「あ・な・た・た・ち?」


「はい!」「はい!」


母は珍しくため息をつくと私の頭を撫でた。


「こんなところでまで怒らせないで頂戴」


「申し訳ございません」


父も安堵して自分の胸を撫でおろした。


「あんまり殿下に心配かけちゃ駄目よ?」


「はい、気を付けます」


「そうだな、昔の様に無茶をして困らせてしまってはいけないからな」


「お父様ったら・・・」


そうして親子3人で話しをしていると部屋の隅の方で少し騒がしくなっていた。

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