兵舎の様子
朝、目が覚めるとすでにユミナとアンナが待機していた。
「おはようございます、ニーナ様」
「おはよ~ございま~す!ニーナ様~」
挨拶一つでもこんなに違うのね・・・慣れてるからいいのだけれど
「おはよう、二人とも」
私は軽く伸びをしてベッドから降りた。
「ニーナ様本日はいかがなさいますか?」
「今日も兵舎に行って魔法兵達の元へ行こうかと思ってるの」
「分かりましたでは、お召し物をご用意いたしますので・・・」
「ニーナ様~今日はこれを着ていきましょ!」
アンナは薄い水色のドレスを持ってきた。が、ユミナはそれを止めた。
「いえ、今日はそちらのドレスでは汚れてしまう恐れがあります」
そういうとどこから持ってきたのか分からない男装用に見える服を持ってきた。
「え~可愛くないです~こっちの方が似合いますよ~」
「確かに似合うのはドレスですが汚してしまってはいけませんのでこちらの方でお願いいたします」
アンナを止めるようにユミナは話していきなんとかユミナの案でまとまった。服は少し窮屈な所もあったがなんとか着れるくらいのものだった。
私こんなにお尻が大きかったのかしら・・・
久々のズボンに違和感を覚えながら諸々朝の事を済ませ食事をとる部屋へと移動した。中には王と王子がすでに食事をしている所だった。
「おはようニーナさん、今日はかっこいい姿なんだね」
「ええ、兵舎に行きたいと言ったらこの服を用意してもらえたので」
「そうか、兵の事よろしく頼むぞニーナよ」
王様は口を拭きそう言って立ち上がった。
「じゃあ、僕も用事を済ませたら顔を出すようにするよ」
「分かりました。お待ちいたします。」
「エリックよ、先に行っておるぞ」
「はい、すぐに参ります」
王はそのままどこかへ行ってしまった。王子もどこか急ぐように食事を済ませて立ち上がった。
「じゃあ、また後でね」
そう言って王子は王を追いかけて行った。私はゆっくりと食事をとり部屋を後にした。
兵舎の方に行くと魔法兵達は半分くらいの人数が外で魔法を撃っていた。私はその様子を見ながら近づいていくと魔法兵達は顔を見合わせて戸惑った後一斉に整列し始めた。
「おはようございます!ニーナ様!!」
私はその勢いに負けそうになりながら答えた。
「お、おはようございます」
アンナもどこか驚いたのか、たじろいでいた様子だったが、ユミナはいつも通りの様子だった。
そしてこの挨拶の声を聴いてなのか一斉に魔法兵たちが集まってきた。
「おはようございます!」
本当に大きな声で驚かされるわ・・・
その後、一人の魔法兵が近づいて来た。背が高く痩せている男の人だった。
「あの、さっそくで申し上げにくいのですが、一つ問題がありまして」
「なんでしょうか」
「実は1つ目の課題についてなのですが、本が不足してまして一斉に探してしまうと足りなくなってしまい進めることが難しいのです」
確かにこの人数が全員行くとなると足りなくなるわね・・・
「どれくらい足りないのか分かりますか?」
「私が把握した限りでは20人ほどは余ってくるかと・・・」
「・・・一先ず、3班に分けましょうか」
「分かりました」
私はとりあえず雑に分けた。
女性はどうするべきかしら・・・あんまり分けちゃうのも可哀想だよね。
私は女性兵に近づいていきどうしたいか聞いた。
「私達はどう分けていただいても構いません」
私はその言葉に猶更迷ってしまった。




