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雨の日

次の日は雨が降っていた。俺はいつも通り午前は勉強をして過ごし、午後はまた魔法を使って色々試そうと思っていたが少し休みたいと思いアンナを連れて宿舎を歩くことにした。


部屋を出て少し歩いた先にメイドが居たので挨拶をしたが挨拶を返してくれたと思ったらすぐにどこかにいってしまった。忙しいのかとも思ったけど、怖がられてるのかもとも思えた。


しばらく色々歩きながらアンナに部屋など教えてもらっていたけど大体の人は挨拶は返すけどどこか目を合わせてくれる様子はなかった。


話をしようとしても避けられてしまうし。あまり部屋の外を歩かない方がいいのかな?


そして、自分の部屋へまた帰ろうとしたときに一人のおじいさんが歩いていて来た。横を通る時に挨拶すると笑顔で返してくれた。この人なら話を聞けそうだなと思ったので話をしてみることにした。


「こんにちはおじいさん」


「おや、ニーナ様こんにちは」


「失礼ですが何をしていらっしゃる方ですか?」


「庭の手入れや雑務をやっておりますよ」


思った以上に優しく接してくれそうな人だなと思った。


「そうなんですね、おじいさんは私を避けないんですね」


「ほっほっほ、避ける必要がありませんからな」


「他の人はみんな避けていくので気になってしまって」


「そうですな、以前の事がありますからな」


このおじいさん色々知ってるのかな?


「すいません。その以前の事教えてもらえませんか?」


「おや、自分の事をお忘れですか?」


「えぇ、以前の事は何も知らないので」


おじいさんはまったく気にする様子もなく話し始めた。


「あれはもう少しニーナ様が小さいときです。とあるメイドと屋敷の部屋でいましてな。何かそのメイドとあったみたいでして、メイドに頬を叩かれてしまったそうで」


ニーナさん何しちゃったんだ・・・叩かれるなんて


「しかし、それで終わりではなかったのです。メイドはその場で謝りました。その時ニーナ様は許すことは無くその場にあった花瓶をメイドに叩きつけて怪我をさせてしまったのです。それからというものどんどん気性が荒くなっていき、この宿舎へ来たのです。」


俺は顔を沈ませた。怪我をさせたというのは聞いたけどこんなことがあったなんて聞いていなかったから。使用人達が避けていくのはそういうこともあってなのか。


「・・・おじいさん、私はどうしたらみなさんに接してもらえますか?」


「そうですな~、ゆっくりと関係を改善していくしかありませんな」


「そうですか・・・でもおじいさんはなぜ話してくれたのですか?」


おじいさんは笑いながら


「ニーナ様の人が変わったような様子でしたので」


おじいさんはそういいながら会釈して歩いて行った。そして俺は唖然とした後考えながら部屋へと戻って行った。

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