魔力はまだ見えない
魔法の練習をしていて疲れたので休憩していると、アンナがお茶を淹れてくれた。
「ニーナ様ずっと魔法使ってて疲れないのですか?」
「今日は少し疲れちゃいました。いつもと違うことしてるからかしら?」
「私には、同じように見えますけど・・・」
普段から色んなもの出してると思われてるのかな?今回初めて色々試したつもりなんだけど・・・
「でも、ニーナ様、なんで急に炎や氷を出す魔法なんか練習し始めたんですか?」
「魔力がもう少し分かりやすく、もしくは、見えたりできればいいなって思ってやってるの」
アンナは首を傾げながら不思議そうに
「炎や氷を出す事で分かるのですか?」
「少なくとも魔力がどんな風に出てるかは分かる気がするのよ」
そういうと俺は指を一本立てて炎を出した。そしてその炎で輪っかを作って見せた。
「わっ!炎の形が変わった!」
「えぇ、魔力を放出して円を描くように出してみたの」
そして、俺は色んな形にして遊んでいると、スヴェンが遊びに来た。
「やぁ、ニーナまた魔法の練習かい?」
「あ、お兄様こんにちは~」
スヴェンはどんな魔法を使ってるのか気になっていたようだった。
「今日はどんな魔法を使っていたんだ?」
「これですわ」
俺は指を立てて炎を出した。
「簡単な炎を出す魔法かい?」
「えぇ、詠唱せずに出してみましたわ」
そういいながら炎の形を変えて見せた。
「気のせいかな・・・炎の形変わってないか?」
「気のせいではありませんよ。形を変えてみました」
どうなってるのか気になって仕方ないようだったけど、俺は炎を消して次は、氷も手のひらに作り出した。
「これも詠唱なしかい?」
「その通りですわ、よく分かりましたね」
そういって俺は遠くに向かって飛ばした。
スヴェンは驚いて口を大きく開けて見ていた。
「まだ、時間も掛かりますしそんなに使えませんけど色々試していますわ」
「そ・・・そうか、ニーナは凄いな」
スヴェンはそういって喜んでいた。
「ところでお兄様、何か用事でもありましたか?」
「いや、勉強の休憩で抜け出して来たらニーナが見えてね。」
「怒られますよ」
「でも、面白いものは見られたし怒られるくらい平気さ」
アンナがスヴェンのお茶を用意して持ってきた。
「スヴェン様とりあえずお茶いかがですか?」
「じゃあ、いただこうかな」
二人でのんびりとお茶をすることにした。




