対策会議
城に付くと前の時とは違い王妃と王子、宰相、騎士一人に校長そして私達が部屋に集まった。
「召集に応じ参りました。エヴァン・クロフォードです」
「クロフォード君よく来てくれた」
「いつぞやの時より人が多いのお・・・」
「少し訳ありでな・・・さて、話を始めようと思う。今回のタルスタの校長が起こした事件の事だ。一応クロフォード君にも知っておいてもらいたいので事件の内容を話しようと思う」
そして王子が前に出てざっくりとだが事件の内容を話した。私はなぜか王妃に見られていた。
「これが僕が知っている事件の内容です。違う所はありませんか?」
全員が頷いた。そして王が難しい顔をしながら話し始めた。
「それでだ、首謀者のグラントは城に捕縛していて情報を聞き出しているところなのだが・・・グラントはニーナの話を外の国へと流したのだ」
「では、娘のニーナはこれからどうすればいいのですか?」
「一応今回の件は被害者として扱うが・・・少しやり過ぎな所もあった。王子が止めていなければもっと面倒なことになっていた。そこは気を付けてくれ」
「申し訳ございません」
私は虚ろな目のまま謝ると王も心配そうな顔をしていた。
「それでだ、今後の対策としてはニーナの従者も学校へ通わせる事とする。後、兵士を一人交代にはなるが付け送迎させる。まずはこの二点を即刻行うものとする。」
「わしは異議はないぞ。授業料やら面倒な話は後でさせてもらうがそれでよろしいかな?」
「うむ、その他にいい案があれば聞くが何かあるか?」
そして検問を行ったりすることも話に上がったりとしたが円滑に話は進んでいった。
「では、この件はひとまずこれくらいにしておこうと思う。エヴァンよ・・・少し残ってくれ」
そして父と王以外はみんな部屋の外へと移動した。私はなぜか王妃に真顔で目を見られ、そのまま王妃はどこかへ歩いて行った。
「王子よ、一部屋借りれるかな?」
「いいですよ。こちらへ」
「では、ニーナ達も来なさい」
そして部屋に通された。
「とりあえずわしらだけで話を進めておこうかの。アンナお主は学校へ行く気はあるかな?」
「はい!ニーナ様と居たいです!」
「そうか、分かった。まずはその言葉を聞きたかったのじゃ。ただ・・・一応勉強するためじゃからな」
「ニーナ様と一緒~」
アンナは鼻歌交じりでそういった。
「本当にわかっとるのか心配じゃわ・・・」
「でも、アルゴス先生?アンナは魔法は使えますけど私達みたいに研究させてとなると難しいのではないでしょうか?いきなり2学年として来ることになるでしょうし」
「そうじゃな・・・まあ成績等は関係なくただ学ぶという形にしてしまおうかとは思っておる」
「いいのですか?他の生徒達は必死に評価をもらいにいっているのに」
「仕方あるまい?またパン屋で働いていて襲われたなんて聞くよりマシじゃと思うが・・・」
「そう・・・ですね」
「しかし、従者が使う魔法とは生活で使う魔法くらいなもんじゃろ?」
「アンナは・・・一応簡単な古代魔法なら使えてますよ」
「なんじゃと!?」
アンナは分かっているのか分かっていないのかドヤ顔をしていた。




