意識が無くなり・・・
とある一室にアンナの魔力が見えた。私は急いでそこへと走った。
部屋を開けるとグラントと2人の男とボロボロになって力無く倒れているアンナを見つけた。
「に・・・ニーナ!?なぜここが」
私はアンナの姿を見た瞬間意識が無くなった。気が付くと私は王子に唇を奪われ抱き寄せられていた。
その後私は力が抜けてへたり込んだ。そしてアンナの方へと這いよった。
「アンナ?アンナ!起きなさい!アンナ!」
私は涙を流しながらアンナの体を揺すった。それを見て兵士は私を止めようとアンナから離した。
「可哀そうにな~主人の事を喋らなかったせいで殺されるなんて、これで終わりだと思うなよ?化け物!」
私はその言葉にまた我を忘れそうになった。部屋を一瞬で氷漬けにして出られないようにして火の玉を出しグラントへ寄って行った。
「な・・・何をしている!私に危害を加えればお前もただではすまんぞ!」
兵士達が私に剣を向けたが、王子はそれを止め私を抱きしめた。
「待ってくれ。頼む・・・止まってくれ。これ以上はいけない!」
「退いて・・・そいつを殺さなきゃ・・・」
「駄目だ!そんなことしちゃ」
「アンナが殺されたのよ?あいつに!私がやらなきゃ・・・」
王子を少しずつ押し返し進んでいく
「く・・・来るな化け物!」
「王子!」「早く娘を止めるんだ!」
「ニーナ落ち着け!アンナは生きている!!」
私は動きを止めた。
「今なんて・・・?」
「危険な状態だ・・・急いで病院へ運ばないといけないんだ。早く魔法を解いてくれ」
私はまたグラントの方へと歩いて行った。
「ヒィ!」
グラントが声を上げると私は無表情で「どけっ!」と叫んだ。そして凍った入口を炎の玉をぶつけて開いた。そしてアンナの元へと移動して抱きかかえた。
「急がなきゃ・・・」
王子は唖然としていたがすぐに我に返り先導した。
【グラント(少し前の事)】
こいつらに任せていいんだろうか・・・ん?誰かがこっちへ・・・
ニーナ!?なぜこいつが!
「に・・・ニーナ!?なぜここが」
アンナの方を見ているな・・・今のうちにこっそりと・・・
「・・・るさない・・・お前ら、俺の従者になにしやがった・・・」
ん?今こいつはなんて言った。俺のって言わなかったか?
「てめえら、アンナになにしやがった!」
なんだこいつは!?か・・・体の周りから白い靄のようなものが出ている。き・・・危険だ
「なんだこの女は!」
おい、馬鹿やめておけ死ぬぞ!いや・・・ごろつき相手だ助ける義理はないか
「そいつが・・・」
雇った男の一人が吹き飛んだ。顔も変形していた。
何が起きた・・・逃げなければ殺される!!
もう一人がそれを見てニーナに襲い掛かったが一瞬で同じように吹き飛んだ。そして私の方へ寄ってきた。
「く・・・来るな」
すると王子と兵士達が入ってきた。
「待て。ニーナ辞めるんだ!」
ニーナは返事もなく虚ろな目で私の方へと歩いてきた。
「たすけ・・・て」
私は声を震わせて壁際に逃げた。王子はなんとかニーナを止めようとしていた。そして、顔を見てキスをした。
こんな状況で何をしているんだあの王子は私は殺されかけているのだぞ!




