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お茶会でのお話

姉は曇った顔をしていた。あまり学校の事は言いたくないのかな?


そうしてお茶をしているとシャノンが歩いてきた。


「ごきげんよう」


「あら、ごきげんよう」


「お二人でお話していたのね。私も入ってよろしいかしら?」


「ええ、どうぞ」


姉とシャノンはそう言って挨拶を交わしていた。気づくと姉はいつもの笑顔に戻っていた。


「それでどんなお話をなさっていたのかしら?」


「ええ、学校でのことを話しておりましたの」


「ぜひ、お聞かせ願いたいです。私、まだ学校に行けておりませんのでどんな所か気になって」


「では、ニーナ、魔法学校の事を教えて差し上げて」


あれ?シャノンさんは貴族の学校へ行くんじゃないのかしら。となれば、お姉様の方の話の方がよいのでは。


「私のでよろしいのですか?お姉様」


「ええ、とても楽しそうにしているもの。教えて差し上げて」


「分かりましたわ」


そして夕食でも話した内容も交えて私は学校での話をシャノンに聞かせた。


「魔法学校でもそんな勉強がありますのね。貴族の方もいらっしゃるなんて知りませんでしたわ。でも、なぜ王子様はニーナさんに会いにいらっしゃるのかしら。不思議ですね」


シャノンはお茶を一口飲むとまた話し始めた。


「エレナさんはどんな学校生活を送っていらっしゃるのですか?」


姉がお茶を飲もうとしていた手をピクリとさせ動きが止まった。


「え・・・ええ、私の学校の方は貴族の方がいらっしゃる学校でとてもみなさん優しく接してくれてますわ。色んな行事や社交界に舞踏会など行われていて勉強になります」


「すごく大変そうですね・・・社交界や舞踏会なんて」


「そうでもありませんよ?いずれ必要になりますので」


私は少し姉の様子に違和感を感じていたので、シャノンの話に話題を変えた。


「お兄様とはどんなお話を?」


「とても恥ずかしいですわ。社交界で私がどうしたらいいのか分からないと思っていた時に来ていただき色々を教えていただきましたの。作法のお話など」


「え、でもそれだけで婚約まではいきませんよね?」


私は思わず聞いてしまった。


「そうですね。そのあとも私の家の話を聞いていただいたりクロフォード家のお話をしてくださったり、どんどんお話が弾んでしまって。気づけばスヴェン様とばかりお話してました」


とても優しいお兄様らしいですわ。


「婚約時はどちらからお話を?」


「え・・っとそれは・・・」


シャノンが言葉を詰まらせた時、兄もやってきた。


「もうエレナやニーナと仲良くなったのかい?」


「ええ、学校の事など教えていただいておりましたの。また聞かせてもらいたいですわ」


「そうだね。僕も混ざりたかったけど仕事が山積みだからすぐ戻らないと行けなくて・・・また聞かせてもらうよ」


そう言って宿舎の方に入って行った。


「お兄様も忙しそうですね」


「スヴェン様、無理をなさらないといいのですが」


そしてお茶会が終わるとそれぞれ部屋に戻って行った。




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