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ニーナの状況

【エリック】

私と校長はニーナを見送るとまた部屋へと戻った。


「さて・・・なぜ本当の事を話さんのじゃ?」


僕は少し考えが甘かったと、もっとニーナさんの事を考えて動くべきだったと今になって反省していた。そのためか少し慎重になっていた。


「あれ以上心配させたり、急がせたりはしたくないからね」


「しかし、いずれ分かってしまうことですぞ」


「それでも今は・・・学生生活を楽しんでもらいたいからね」


校長は髭を触りながら勘ぐっていた。


「今の状態で楽しめるとは思わんがのお・・・一体どこまで隠すのやら」


「それでもです。ですが、校長にもしっかりと手伝ってもらいますよ」


「それはよいが・・・外の国にまで知られることになったんじゃないか?」


「時間の問題ですね。貴族たちは噂が好きですからね・・・どこで外と繋がってるか分からないからね」


「うむ・・・やはりニーナには早いうちに相手を見つけてもらった方がよいのではないか?」


「そうだね、今相手候補は連れてきているけど誰も手ごたえがなさそうで・・・」


「そうじゃな・・・少なくともニーナにその気は無いじゃろうし、相手も何も聞かされていないようだし今のままじゃただの話し相手にしかなっておらんじゃろ」


僕が連れてきている人に話をしていないってなんで知られてるのかな・・・流石魔法学校の校長、勘がいいといったところだね。


「それにこれからタルスタの校長にも目を配らねばならんし・・・やはり言った方がよいのではないかね」


「言えばニーナさんはすぐ婚約相手を決めると・・・?」


「少なくとも考えるじゃろ」


校長は目を逸らしていた。


「僕もその辺はもっと詰めてもいいかもしれないね。それとこれから防備をどう固めるか・・・」


「わしの方は誰かを入学させて、見させてもよいぞ?そんな人物がいればじゃが」


「ニーナさんが僕の連れてきた人の中で好きになってくれていたらその人を入れられたんだけど・・・」


「まだ言うか・・・その気が無いくせにのお」


小さく校長はそう呟いた。


「すいません。聞こえなかったんですが今なんと?」


「なんでもないぞ。従者の守りも考えねばならぬな」


「兵士だと目立ちますよね・・・」


「パン屋か・・・近くには置いておけぬな」


「一応遠くからでも見張らせておきますか」


「それしかないじゃろ。後はタルスタの校長がどう出るかじゃ・・・」


「強引な手を使わなければいいんですけどね」


「自分のどこの学校の校長じゃろうて」


「最後の態度を見るとね。何か仕掛けてきそうだったので」


「有用と見るや取りに来るのは貴族らしい動きじゃと思うぞ」


「そこで学んでる僕もそんな人間になってしまっているのかな」


「しらん」


校長は髭を触り上を向いた


「しかし、王は兵を動かしてあの二人を守ってくれるかのお」


「いくら強い人だと言っても女の子二人ですからね、聞いてみないと分かりませんね」


「決まるまで何も起こらんとよいが・・・」

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