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案の定

私は朝教室に行くとなぜか見たことのない生徒や先生が集まっていた。


あれは何かしら・・・私に関係は無いとは思いたいわね・・・


私はリアーネの元へと歩いていくと一人の人がこちらを見て騒ぎ始めた。


「ニーナさんが来たぞ!」


その言葉をきっかけに私は朝から取り囲まれることになった。話を聞いていると見たことない生徒は先輩方らしく教員まで集まってくるとは思わなかった。


「最後の魔法は一体なんですか!」

「あの人形は一体なんだったの?」

「なんであんなに魔法をすぐに撃てるの?」


一斉に質問が飛んできて私は目を回していた。すると、校長がやってきて私を呼んだ。周りの人達が残念そうな顔をしていた。そして私は校長に連れられて校長室へと移動した。


「ほっほっほ、朝から大変じゃったな」


「まさかここまでとは思いませんでした」


「じゃが、もう一波乱あるぞ?」


「え?」


そして部屋に入ると王子とタルスタの校長がやってきていた。


「おはよう、ニーナさん体調は大丈夫ですか?」


「あ、ええ・・・休んだらすっかり元気になりましたわ」


そういえば仮病に逃げちゃったんだったわ・・・笑顔でやり過ごせるかしら


「それはよかった。今朝早くにラッセルも目を覚ましたようだよ。かなりの衝撃だったんだろうね。まだ動けないらしいよ」


笑顔で王子はそう言った横でタルスタ校長は真剣そうな顔をして私の顔を覗いていた。


「君は一体何者だね?」


「私はニーナ・クロフォード。クロフォード家の次女でございますが」


「そうか・・・正体明かさずか」


私は急にそう言われ首を傾げてしまっていた。


「まあよい・・・では話を続けよう」


「そうですね、ニーナさんの事です。とりあえずみんな座って話を進めましょう」


「うむ・・・今回は結構重要な話じゃ。よく考えてくれ」


私はすごく緊張して硬くなった。普段笑顔の校長と王子は真剣な顔になっていた。アルゴスはまた音が漏れないように部屋に魔法をかけた。


「さてさて・・・どこから始めようかのお」


「そうですね。直接関係のある話から進めましょうか」


そして校長二人は私を見た。王子はその様子を見てなだめるように口を開いた。


「では、ニーナさん親善試合前に話していた事を覚えているかな?」


「それは、王子がいる学校へ行くかアテニア学校に残るのかという話ですか?」


「覚えててくれたね。僕たちも君が来る前にその話をしていたんだ」


「私の事は覚えてくれているかな?」


私は少し考えた。あの時王子の隣にいたタルスタの校長ですよね。名前名乗ってたかしら。


「ああ、挨拶はしてなかったから仕方ないな。私はグラント・ブルゲラ。タルスタ校の校長ですよ」


「そういえばわしの学校が勝ってしもうたからな・・・挨拶は無かったのお」


アテニア校長は悪戯をしていそうな顔をしながらそう言った。それを聞いてタルスタ校長はイラっとした顔をして言い返した。


「魔法しか勉強してない学校と僅差で負けたのだうちの学校の方が優れてるのは明らかだ」


「なんじゃ?まだそんなこと言っておるのか」


二人の校長は睨み合いをし始めて喧嘩になりそうだった。


「今はそれよりニーナさんの事だよお二人とも」


「ううむ・・・」「すまぬ・・・」


二人は王子に止められながら話が進んでいった。


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