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タリアの成長

次の1学年の選手にはタリアも含まれており取り巻きの二人も応援に来ているのが分かった。


服が汚れちゃったわね・・・足も力が入らないし。顔の傷治るかしら。


そんなことを考えながら歩いているとアルゴス校長が歩いてきた。


「ほっほっほ、派手にやったのお」


「アルゴス先生申し訳ございません。目立ってしまって」


「よいよい、しかし、変なものにこれから目を付けられてしまうかもしれんのお・・・」


「そうですよね・・・」


「まあそれは、後で王子を交えて考えるとしよう。今はゆっくり休みながら試合を見とれ」


「はい、ありがとうございます」


そうして私はみんなが居る所へ行き試合を見ることにした。リアーネはすぐに私に気づいて駆け寄ってきた。


「ニーナ、大丈夫?」


私は笑顔でリアーネの頭を撫ぜた。


「ええ、少し怪我しちゃったけど問題ないわ。さあ試合が始まるわ」


顔にハンカチを当てながら私は見ていた。


タリアは何番目かしら・・・


1番目に出てきた子は背の高い大人しそうな男の子が出てきた。相手も男の子だけど背が低く眼鏡をかけた子だった。勝負が始まると互いに詠唱が始まった。互いに様子見のような初歩的な魔法を飛ばし合っていた。


「ニーナの戦い見た後だと物足りない・・・」


「リアーネ、そんなこと言っちゃダメよ」


周りの様子もどこか微妙な反応をしていた。そしてアテニアの生徒の方が詠唱をしている間にタルスタの生徒は細々とした詠唱魔法を飛ばしアテニアの生徒は魔法に当たりあっさりと負けた。次の生徒も男の子だったが相手とよく似た格好の子だった。


始まりの合図と共に詠唱を始めた。アテニアの生徒は詠唱しながら走り出した。しかし、詠唱を間違えたのか手前で爆発して自爆・・・そのまま追撃を受けまたやられてしまった。

そしてタリアが出てきた。毅然とした態度と貴族らしい立ち姿は流石と言える。向こうの人たちもどこか目線がタリアの方に向いていた。


試合が始まるとタリアは相手よりも早く詠唱を唱えた。そして氷柱を飛ばした。相手は途中で詠唱をやめて避けたがタリアはすでに次の魔法を詠唱していた。どんどん魔法を放つためか相手は一向に魔法を放つことができずに追い詰められていった。そして相手は目の前に氷柱刺さるのを見てギブアップした。


悠々と勝利し次の相手も同じように追い詰めて勝っていた。


タリアは確かに天才肌なのかな・・・すごく強いわ・・・


そして最後の相手、タリアはこちらをチラッと見るといつもの火の玉の魔法をとにかく大きくして放った。

勝負は一発だった。相手は逃げあっさりと負けを認めた。流石に最後の一撃はすごかったのか周りも声が上がっていた。そして1学年の戦いは終わった。

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