表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
114/134

模範試合

ラッセルは合図と共に距離を一気に詰めてきた。私は突風を起こしてラッセルを吹っ飛ばしたがラッセルはすぐに体制を立て直して走ってくる。多少の距離ができたので私は火の玉をとにかく沢山頭上に出して飛ばしまくった。ラッセルは左右に避けながらも少しずつ寄ってきた。私は魔力を纏って広い方へと飛んだ。


ヒソヒソと話していた貴族の子達も魔法学校の生徒も静まり返っていた。


「相変わらずえげつないな・・・袖がボロボロだぜ」


「あら服が・・・申し訳ございません」


「いや・・・これくらい安いもんだ。しかし、全然近寄れないな」


「寄られたら負けてしまいますわ」


「よく言うよ、殴り飛ばしてきたくせに」


私は目の前に沢山の魔力を込めた泥人形を作りだした。


「踊ってくださる?」


そう言って私は泥人形をラッセルに向けて走らせ踊るように攻めた。


「なかなか変わった魔法を使うな・・・なかなか避けるのも大変だぜ」


そういいながらほとんどを避けて笑っていた。


「まあ、どうせなら人形遊びより本物の人間だよな」


カウンター気味に一撃人形に与えると人形は壊れてしまった。


「あらら、思ったより脆かったんだな~」


近接で倒そうとすれば確実に負けるわね・・・


ラッセルはまたこちらへ走ってきた。私はすぐに魔力を纏うと距離をとるように走った。速さは私の方が早いせいか少しずつ距離が開いた。


そして次は纏った魔力を抑え、氷柱に魔力回して無数飛ばし応戦した。細かい氷柱はあっさりと突破され。多少刺さっても気にせず突っ込んできていた。


狂気だわ・・・


私は纏った魔力を抑えたまま後ろへ飛んだが距離が稼げず服を掴まれ投げ飛ばされてしまい地面へ衝突してしまう。


「やっと1発だ・・・だが入ったぜ」


私はふらふらと立ち上がった。砂埃が服についていた。


「痛い・・・この辺でいいかしら」


ラッセルは何かに気づいたのかさらに走ってきた。私は片手を上げた。


「まいり・・・」


下に落ちていた小石をラッセルは投げ私の顔にぶつけてその言葉を邪魔した。私の顔には赤く傷が付いていた。


「まだ余裕はあるだろ?」


私は泣きそうな顔をしてラッセルを見たがラッセルは引かなかった。


「こんなことで泣くような女じゃないだろ?ニーナ嬢」


「私だって女の子よ!」


ラッセルは笑い出した。


「悪い悪い、逃げようとしてるのが見えたもんでつい。さあ、そろそろ本気を出してくれてもいいだぜ」


私は雷の魔法を前の時よりも強くラッセルに向かって撃った。


「ぐ・・・あああああああああ」


ラッセルは煙が上がり白目を剥いて倒れた。


私はその場にへたり込んだ。会場は静まり返ったがアナウンサーが勝負ありと叫んだ瞬間にすごい拍手が上がった。そしてラッセルは医者に運ばれていった。医者の様子を見ると一応命に関わるほどでは無いようだった。


「勝者ニーナ・クロフォード!!」


あまりうれしくはないわね・・・戦いなんてもうやりたくないわ。


その後、私はふらふらと立ち上がり戻って行った。その後、ラッセルは無事というアナウンスが流れたと同時に1学年の選手達が呼ばれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ