決着
前回の「久々のアンナ」は間違えて先に出してしまいました。申し訳ありません。少し読みづらいかもしれませんが飛び飛びで申し訳ありませんが「 話す名目」→「受難」→「久々のアンナ」となっております。
凄く焦って対応してしまいました・・・
声の聞こえる方を見ると王子が走ってきていた。
「いや・・・まだやれる!だから・・・邪魔をしないでくれ」
フラフラとラッセルはこっちに歩いてくるが王子はそれを止めた。
「もう止めるんだ。君の負けだ!」
「いやまだだ・・・まだ負けてない!」
「君はまだ気づかないのか!ニーナさんは本気を出していない事に!」
「嘘だろ・・・」
「ニーナさんが本気を出してたら君は今頃死んでいたぞだからもう止めるんだ」
ラッセルの動きが止まった。私はそれを見て氷柱を消してその場に座り込んだ。
「後で話は聞く・・・いいね」
王子はそう私に言ってラッセルに肩を貸して歩いて行った。私は気が付くと手が腫れていて、そして足にも力が入らなかった。
本気を出したつもりだったのだけど・・・こんなにボロボロですし
そう思いながら私は医務室へと歩いて行った。
リアーネはどこから聞いたのか走ってやってきた。
「ニーナ!大丈夫?」
「少し痛いわね」
ぎこちない笑顔でそう言いながら歩いていき、医務室へと着いた。手を見てもらって少し休むことにした。
しばらく休んでいると校長がやってきた。
「お主にしては手ひどくやられたのお、手でも抜いたか?」
「そうですわね・・・私は本気のつもりだったんですけど、王子様にも本気じゃないと言われましたわ」
「肝心の王子はどこへ行きなさった」
「ラッセル様を連れどこかに歩いていきましたわ」
「ふむ・・・面倒なことにならんとよいが」
【エリック王子】
「流石の君でも負けるのか」
「あの子は一体何者なんだ?あんな魔法使い初めて見たぞ」
「ああ、今は言えないけどとても強い人ですよ」
「それは俺でも分かる」
そう言って僕は肩を貸したまま病院へと歩いていた。
「しかしどうして戦ったんだい?」
「強いって聞いたら戦ってみたくなるじゃないか」
「そうか・・・でどうだった?」
「ああ・・・あれで本気じゃないなら化け物だ」
僕は笑った。ラッセルは少し悔しそうに苦笑いをしていた。
「なあエリック・・・またあの子と戦えるかな・・・」
「ニーナさんがいいと言えばやってもいいよ・・・あまり戦わせたくはないけど」
「そうか・・・しかし、痛いな~あの子のどこにあんな力が隠されてたんだか」
「そうだね・・・僕も不思議に思うよ」
僕はラッセルがこんなにやられてるのを見たのは初めてだった。彼は騎士の家の長男だったはずだ。小さい頃から訓練を受けてたと聞く。だから、兵士との訓練もあっさりとやってのけて兵士長を簡単に倒してしまう程の腕のはずだけど・・・ニーナさんは本当に何者なんだろう。




