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戦いを望むもの

いつもの魔法の練習場所に着くとラッセルは体をほぐし始めた。その姿に私は嫌な予感がしていた。


「へえ~学校の外で練習か。広くていいや」


「ええ、いつもここで練習してますわ。もうよろしいかしら?」


「いや、ここからが本命だ!俺と勝負してくれないか?」


「お断りいたしますわ。どうしてそんな事を?」


「盗賊を倒して・・・蹴りで盾を凹ませるなんて普通じゃないだろ?」


私は冷や汗を流しながらなんとなくわかった。


この人、私の事を知ってる!兵士達と一緒にいる方なんだわ。もう逃げられないの?


「俺は強い人と戦ってみたいんだ!君は強いんだろ?」


私は口を閉じそのまま学校の方へと歩き始めた。


「沈黙か・・・やっぱり当たりだな!」


ラッセルは私の前に立ちはだかり拳を構えた。私は無視するように歩くと頭を掴み投げ飛ばしてきた。私はそのまま飛ばされた。着地できずに転がった。


「何をなさいますの!」


「戦え!」


ラッセルは私の様子なんてお構いなしで突っ込んできた。私はこのままでは大変なことになると思い魔力を纏って走った。


「思ったより早いな!さあ、君の力を見せてくれ!」


このままでは私の体力が持たない・・・痛いのも嫌だしやるしかないの?


私はそう思い魔法で応戦した。火の玉を数個出して飛ばした。しかし、あっさりと避けられてしまったが、ラッセルの足は止まった。私はある程度距離を開けて止まり様子を見た。


「やっとやる気になったな!んじゃいくぞ!」


私は距離を詰められる前にと思い。数十個火の玉を自分の頭上に出して次々と放った。しかし、ラッセルは異常に早く全然当たらなかった。その姿を見て私はすぐに魔力を纏い後ろへ一気に飛んだ。


その距離にラッセルは驚いた様子だったが私は攻撃の手を緩めなかった。次は人くらいの大きさの氷柱を出し何本も飛ばした。火の玉の時の様にあっさりと躱されたが氷柱は地面へと刺さっていくどんどんそれは数を増やしていくがラッセルは気にせず走ってきていた。


ラッセルが目の前まで来た瞬間私は一気に風の魔法で吹き飛ばした。そしてラッセルの飛ばされた先は氷柱だらけになっていた。そのまま行けば足に刺さるだろうといったところでラッセルは体を捻って避けた。ラッセルはその場に立つと氷柱を拳で砕き笑った。


「やっぱり普通じゃない!強いな。ニーナ嬢!面白い」


「力試しはもうよろしいんじゃありませんこと?もうやめにいたしませんか?」


「いいやまだまだいくぞ!」


どんどん距離を詰めてくるラッセルに魔力を繋ぎ電気を流した。


これなら避けられないはず!


狙い通り電気はラッセルに当たり痺れてるようだったがすぐに動き出した。


「やるなあ・・・楽しくなってきた」


「もう・・・やめにしませんこと?」


そう言っても突っ込んできた。私はもう止まらないと思い魔力を纏ってラッセルの正面へ飛んだ。

急に目の前に私が現れたので驚いてラッセルは上体を起こした。そこを狙って私はお腹に一撃決め吹っ飛ばした。


ラッセルは吹っ飛び、木に当たる前に止まった。そしてお腹を押さえながら立ち上がった。


「噂以上に強いな・・・」


ふらふらと立ち上がりゆっくりとこっちへ歩いてきた。


「これ以上はいけません!ラッセル様」


「いや・・・まだやれる!」


私は小さいが氷柱を頭上に出して様子を見た。


「そこまでだ!!」


大きな声がその場で響いた。


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