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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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拒愛症

これも、詞ですね。

摂取しすぎれば、病気になる。

それは、心も同じ事。

心を満たす麻薬は、一度取り憑かれると、裏切られても、求めてしまって。

そうして、痛みだけを被るんだ。


愛を愛して、愛に裏切られた君は。

愛を恐れて、遠ざけたんだろう。

飽いて捨てられるのが、恐くなって。

明いていた戸を、閉ざしてしまったんだろう。


絶食しすぎれば、食べられなくなる。

それは、心も同じ事。

遠くに避けた食事は、一度見えなくなると、失調しても、逃れてしまって。

そうして、苦しみだけが残るんだ。


愛を愛して、愛を怖がってた君は。

愛に凍えて、手を伸ばしたんだろう。

空いてしまった距離が、遠くなって。

開いていた戸を、開けなくなったんだろう。


愛はいつまで経っても、愛のままで。

心の穴は、いつまでも塞がらなくて。

愛に近付こうと、そっと差し出す指は。

いつか、その光に、届くのだろう。


愛を愛して、愛に裏切られた君は。

愛を恐れて、遠ざけたんだろう。

飽いて捨てられるのが、恐くなって。


それでも、自ら戸を開けて、愛を探すのだろう。

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