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不学天則 肆
ある者は言った。
「別れは新たな出発だ、悲しみは越えるものだ」
随分と勝手な事を。
ある者は言った。
「友情なんて外面しか無い、中身は空虚な人形だ」
随分と的外れな。
世界は元来濁った粘土質だ。
言の刃で切り分け、語の篦で象る。
切り直し、練り直さねばならぬなら。
使う言を、語を、違えたに過ぎない。
全ては、勝手に切り取った、身勝手な認識であって。
その真実や、真の姿を探すのは、ただの愚行であって。
自分の目で見ずに、他人の言葉、目を通して見ているに過ぎない。
自分で、世界を見ろ。




