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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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21/201

宙 小さな世界

「世界は大きいから、自分の悩みなんて、ちっぽけに見える」

そんなこと言われたって。

僕の壊れた眼じゃ、世界を、そんなに都合よく見えない。

この区分けされた世界で。

僕は、自分のいるゴミ溜みたいな箱庭にしか、関われない。

外にあるものなんて、知るもんか。


「世界とのつながりを知れば、自分の存在は、意味が持てる」

そんなこと言われたって。

僕の崩れた頭じゃ、世界を、そんなに都合よく感じれない。

この太りすぎた世界で。

僕は、この世界の存在証明に必要ない。

外とのつながりなんて、知るもんか。


あるべき「世界」には、救いを求めない。

自分に見えるのが、自分にとっての世界だ。

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