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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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旻 不平等

ふと、手札を見つめる。

ふざけたカードだ、そんな台詞も、もう飽き飽きで。

ジョーカーなんて一枚も無く。

癖の強いカードばかりで。

定石なんて全く使えない。


でも、弱くはない。

そう断じて、一枚、場に投じた。


配られたカードは、平等じゃない。

当然恵まれた様に見える奴も、恵まれてない様な奴もいる。

だが、それは錯覚で。

手札の総合力は、そんなに変わりはしない。

恵まれてる様に見える奴は、誰が使っても強いカードを持つが。

勝つ方法は、いくらでもある。

自分に与えられた手札は、自分しか使えない。

そのカードを、自ら捨てるのか?


手持ちのカードで、足掻いて足掻いて、勝機を見いだす。

そういうものだ。

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