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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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15/201

昊 交友

「いつまでも、友達だよ!」

そんな事を言って、別れたけど。

そんな事って、本当にあるのかな。

考え始めると、どこまでも不安になる。

向こうには、すぐ新しい友達が出来るのかな。

忙しくなるのかな。

僕の事なんて、すぐに忘れちゃうのかな。

何もしらせが無いのがあるべき友好関係、なんて言うけど。

そんなに、僕の心は、強くない。


「これから、遠距離だね」

そんな事を言って、見送ったけど。

そんな事って、長続きするのかな。

心配し始めると、どこまでもどつぼにはまる。

向こうでは、僕より魅力的な奴がいるのかな。

忙しくなるのかな。

僕の事なんて、思い出す機会も無くなるのかな。

信じあってるのがあるべき恋人関係、なんて聞くけど。

そんなに、僕の心は、賢くない。


数ヶ月後、ふいに電話が鳴った。

そうして、初めて分かった。

「ああ、これが、友達なんだな」


数ヶ月後、ふいに手紙が届いた。

そうして、初めて気づいた。

「ああ、僕は、愛されてたんだな」

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