回収屋は、払った分だけ撃つ
最新エピソード掲載日:2026/11/03
タイとミャンマーの国境を流れるラーイ川。対岸の特区には、日本の老人へ電話をかけ続ける詐欺拠点が並んでいる。そこから日本人を連れ出す「回収屋」、有坂灯子には規則が一つある。料金を払った者だけを連れて帰る。
弾一発ごとに値段を数える彼女のもとに、相場の五倍、八百万円の依頼が届く。対象は、拠点の中で最も大きく、最も警備が固い「本社」で働く二十六歳の女、三浦蒼。灯子はこの一年、本社の仕事を四件断ってきた。それなのに、この依頼は三秒で受けた。
助手の伊吹は、元・掛け子の十九歳。自分を本社に「売って」潜入する。そこで出会うのは、社訓を唱和させる部長、リボルバーを提げた元ヤクザの警備主任、そして、なぜか少しも怯えていない依頼の対象だった。
岐阜弁の民兵大佐は、誰にでも情報を売る。両替屋は、客の秘密に値段をつける。人の値段が決まっている川の上で、灯子は最後に、何にいくら払うのか。
弾一発ごとに値段を数える彼女のもとに、相場の五倍、八百万円の依頼が届く。対象は、拠点の中で最も大きく、最も警備が固い「本社」で働く二十六歳の女、三浦蒼。灯子はこの一年、本社の仕事を四件断ってきた。それなのに、この依頼は三秒で受けた。
助手の伊吹は、元・掛け子の十九歳。自分を本社に「売って」潜入する。そこで出会うのは、社訓を唱和させる部長、リボルバーを提げた元ヤクザの警備主任、そして、なぜか少しも怯えていない依頼の対象だった。
岐阜弁の民兵大佐は、誰にでも情報を売る。両替屋は、客の秘密に値段をつける。人の値段が決まっている川の上で、灯子は最後に、何にいくら払うのか。
第一章 一発二百バーツ
2026/11/03 20:25
第二章 非売品
2026/11/03 22:30