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ばぁばと孫の転生日記  作者: うらか
コクルト国へ

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「マモッコは枕に頭をつけても痛くない事が大切です。そのためにはなるべく丁寧にきれいに巻かなければなりません」

「はい」

ナビナさんはお手本として私の髪でマモッコをやった後、自分の髪を使って私の練習台になってくれた。

マモッコはまず三つ編みをした後くるくると巻いていく。

それはまるで前の世界の蚊取り線香のようだ。

ここで膨らんでしまったりしっかり均一に巻けなければ痛くなる。

「うん、初めてにしては上出来ですがここが膨らんでしまっています。なるべく垂直になるよう意識してください」

「はい」

「やって行くうちに慣れてきます。ではまた明日。おやすみなさい」

そう言って部屋から出て行った。

私はまた新しいページに今日の出来事を書いていく。

いつかこの旅を振り返る時の良い材料になれば嬉しい。そう思いながら一言一言丁寧に書いた。

翌日。

朝、お嬢様の部屋へと向かう。

「お嬢様、起きていらっしゃいますか?」

「ええ」

すぐに返答があったので部屋に入る。

「おはようございます。よく眠れましたか?」

「おはよう。まだベッドは少し慣れないけれど寝れたわ」

「良かったです。服を着替えましょうか。昨日お話しされていた伝統衣装を用意してくれましたよ。着てみますか?」

「本当?うん。着てみる」

「男性と女性で違いがあるのかと思ったんですけど模様や形が少し違うだけで大きな違いはないそうです」

これは服を持って来てくれたナビナさんに聞いた事だ。

昨日の挨拶の時に話した事で叔父様が用意してくれたらしい。

ちなみに今お嬢様が着ているのは女性用で華やかな花柄のデザインだ。

その後、朝食だと呼びに来たナビナさんと共にダイニングへと向かう。

お嬢様の姿を見るなり

「とてもお似合いです」

と褒めた。

「ふふっ。ありがとうございます」

お嬢様が恥ずかしそうに答える。

ダイニングに到着するとすでに叔父様が待っていた。

「おはよう。昨夜は眠れたかな?」

「おはようございます。はい。眠れました。お待たせして申し訳ありません」

「良いんだよ」

私も配膳を手伝ってテーブルに全て料理を並べ終わったら端で待機する。

聞く話によると叔父様は自由人でずっと独身らしい。

お嬢様の周りに自由人が多いのは遺伝なのかもしれないと頭の隅で考えながら会話を聞いていた。

「そういえば今日、街に行くと聞いたが?」

「はい。色々散策するつもりです」

「そうか。それならナビナと一緒に行きなさい。この辺の事には詳しいから。案内役に最適だ」

「えっでもナビナにも仕事があるのではありませんか?」

「大丈夫だ。その間の仕事は他の者に任せる。ナビナもいいよな?」

叔父様がナビナさんに確認を取る。

「承知しました」

「あと昨日言っていた厨房の件だが使ってもいい」

「本当ですか?ありがとうございます」

厨房の件は昨日お嬢様から聞いていた。

ここでも料理やお菓子作りができるように交渉したそうだ。

「それと屋敷の案内はマール、頼む」

「承知しました」

そうしてお嬢様が朝食を食べ終え、まずは執事のマールさんによる屋敷案内が始まった。


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