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それから各自の部屋を案内してもらい最後にお嬢様の部屋案内された。
「こちらがカトリナ様のお部屋です。お部屋はすでに整えております。何かありましたらお呼びください。それでは」
執事のマールと使用人のナビナは呼び鈴用のベルを置いて出て行った。
「やっぱりコクルト国だと内装も少し違うのね」
お嬢様が言っているのは部屋の内装の事で確かに少しエスニックっぽい。
私達の荷物はすでに各部屋に運んでくれていた。
「皆も疲れたでしょう?荷解きは自分でやるから皆も夕食まで休んで」
「なにもお手伝いしなくて大丈夫ですか?」
「ええ。ありがとう」
「では…失礼します。隣の部屋におりますので何かあればお呼びください」
一応私達の部屋は隣同士になっているため何かあればすぐに駆けつけられる。
一礼してお嬢様の部屋を出た後、自分の部屋で荷解きを始める。
そう言っても荷物も少ないので簡単だ。
荷解きを終え、少しベットに横になるだけのつもりだった。
コンコン。
次に目が覚めたのはドアをノックする音が聞こえた時だ。
入ってきたのは執事のマールさんで
「失礼します。お目覚めになりましたか?」
「あっはい…すみません。すっかり寝入ってしまって。お嬢様は?」
「すでに夕食を終えられて今はお部屋でゆっくり過ごされております」
「えっあっ…本当にすみません!」
私は勢いよく頭を下げる。
「えっいえいえ。カトリナ様が疲れているだろうから寝かせておくようにと…これ、夕食ですが食べられますか?」
「はい。ありがとうございます」
「失礼します」
そう言ってマールさんは出て行った。
それを見送って用意してくれた夕食を食べた。
やはりコクルト国の料理は独特だ。
味付けも料理自体も初めてのものばかり。
でも不思議と癖になりそうだ。
食事を終えてから食器を片付けに厨房へ向かう。
「とても美味しかったです。ありがとうございました」
「良かったです。ありがとうございます。申し遅れました。私、コックのブレムと申します」
「あっ今日からお世話になります。カトリナ様の侍女のネリアと申します。これからよろしくお願いいたします」
挨拶だけしてすぐにお嬢様の元へ向かう。
「お嬢様、ネリアです。入ってもよろしいでしょうか?」
「どうぞ」
ノックをし部屋に入るとお嬢様1人だけだった。
もうお風呂も済ませているようだ。
「本日は申し訳ありません!」
私は勢いよく頭を下げた。
「いや、そんな謝る事じゃないわ。疲れていたんでしょう?私もだもの。体が第一」
「今後はこのような事がないよう気をつけます」
「そんな事より叔父様から厨房をお借りする許可をもらったの。明日は屋敷を詳しく案内してもらって街にも出るつもりよ」
「街にも?」
「そう。新しい街を探索したいじゃない。それにこの国でも何かできればなぁって思ってるの。カドーニ王国ではお兄様頼りだった部分もあるけれどここでは自分で探すわ」
お嬢様はとても意気込んでいた。
「そのためにも今日は早く寝るわ。ネリアもゆっくり休んで」
「あっそういえば髪は誰が?」
きれいに整えられた髪を見て聞く。
「あ〜これはナビナがやってくれたの。なんでもこの国でよくやる寝る時の髪型?なんだって」
確かに他の国では見た事がない。
髪が邪魔にならないよう巧みに編まれている。
「食べ物もそうだけどやっぱり他とは違うわね。そろそろ寝るわ。おやすみなさい」
「あっおやすみなさい」
一礼してお嬢様の部屋を出た。
その後、ナビナさんの元へ行きお礼を言った。
「今日は本当にすみませんでした。お嬢様の事ありがとうございました。助かりました」
「いえ。大丈夫ですか?」
「はい、おかげ様で」
「良かったです」
「それであの…お嬢様のあの髪型…」
「あ〜あれはマモッコと言ってこっちでは女性が寝る時にする髪型なんです。とても寝やすくて良いんですよ」
「それ、教えてもらえませんか?」
「えっ?」
「私もできるようになりたいんです」
それからナビナさんにマモッコを教えてもらった。
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