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ばぁばと孫の転生日記  作者: うらか
2章 カドーニ王国へ

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73/78

73(フェルソニー視点)

ネリアやカトリナにも速記や語学を教えて欲しいと頼まれ忙しい合間を縫ってロランとライド、僕の3人は教えていた。

「カトリナは次に行くコクルト国の公用語を勉強したいんだっけ?」

「はい」

僕は速記に関してはあんまりだったので主に語学の方を教えていた。

「これは速記の文字にも応用されているんだ」

そうして2〜3週間が経った頃には速記も簡単な挨拶などの語学を習得しすっかり仕事のできる人として噂になっていた。

僕はその噂に嬉しくあると同時に驚いた。

こんなに早く習得するとは思わなかったからだ。

カトリナは勉強はあまりしていなかった印象があった。

僕も何年もまともに会っていなかったのでその期間で変わったのかもしれない。

その頃には仕事も少し落ち着き昼食はカトリナ達と摂るようになっていた。

「2人とも〜今から昼食?一緒に食べよう。今日はどっち?」

天気の良い日は外で食べるのが定番になっており中庭か近くの公園が多い。

カトリナは毎回来なくていいといつも言っている。

さらにこういう人はシスコンと言うのだと本で読んだと教えてもらった。

僕としては今まで会えなかった分、今充実した時間を過ごせている。

「カトリナの歓迎会、次の休みでも良い?なかなか皆の都合が合わなかったんだけどやっと時間が取れそうなんだ」

この国に来た時から歓迎会をしようと皆で計画していた。

ただ皆忙しくなかなか難しくやっとという感じだ。

そこでカトリナ達がいつも言っている和食を作ってもらい近所の公園で食べる事にする。

「こんにちは。料理は出来たかな」

指定された時間に迎えに行くとすでにほとんど作り終わっているようだ。

「迎えに来たよ。お〜美味しそうだ。どれどれ1つ…」

その中の見えた1つを口に入れるとその瞬間、食べた事のない味が広がる。

「なんだこれは!?今まで食べた事ない味だ。ふわふわで」

「少し冷めてしまいましたが」

「ううん。とても美味しい。誰にも食べさせたくないくらいだ」

それから馬車に乗り公園へ向かうとすでに全員揃っていた。

「おーい!待ってたぞ〜」

2人が料理を並べているのを見て僕も手伝う。

料理は色とりどりで皆も興味深そうにしている。

1口食べて美味しい美味しいと言う皆の姿を見て僕も誇らしくなった。

カトリナ達が同僚を紹介してくれたり談笑して楽しい時間を過ごした。 

楽しい時間も終わろうとしていた頃、事は起こった。

「きゃー!」

女性の悲鳴が聞こえたのだ。

ただ事ではないと感じ、そっちの方向へ急いで走った。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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