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シャララ〜ン
「2人とも〜元気〜?」
相変わらずチャラチャラしている。
「こんにちは。案内人さん」
「久しぶりですね」
「ごめんごめん。本当はもっと早くカドーニに着いた時に来たかったんだけど色々忙しくて」
「今日はどのようなご用で?」
「いやいや、もう最初に言ってた3ヶ月になるけどどうかなと思って様子見に来たの」
考えてみたらもうこの国に来てから3ヶ月が経とうとしていた。
「あら!もうそんなに経ちましたか?」
「うん。本当はもう少し早くちょいと事件解決する予定だったんだけど忙しくて後回しにしたから時間かかったね」
「えっ?」
「あっいや…なんでもない!それよりもう少し時間かかるから1〜2ヶ月延長した方がいいよ。それじゃあね。頑張って〜」
そう早口で言うと瞬く間に消えてしまった。
「あっちょっと…行っちゃったわね」
「もう!いつも勝手に出てきては勝手に消えていくんですから。ていうか何か知ってそうな口ぶりでしたよね」
「そうね。でも未来の事はあまり言えないのかしら?焦ってたわよね」
「確かに」
翌日。
「カトリナちゃん、そろそろ3ヶ月だけど滞在延長する?」
お嬢様と一緒にいた時、カミィさんに聞かれた。
「はい。あと1〜2ヶ月お願いできますか?」
「分かった」
「ありがとうございます」
「こちらこそ」
さらに数日後の昼休み。
その日もいつものように一緒に昼食を摂ろうとしていた私達の元にフェルソニー様がやって来た。
「今日はどこ?」
それもいつも通りだ。
「今日は…公園に行こうと思っています。いい?」
お嬢様が私の方を見て聞いてきたので私は静かに頷く。
「じゃあ行こう」
それを見てフェルソニー様が歩き出しそれについて行く。
公園に到着し3人で食べ始めたところでフェルソニー様が話し出した。
「はい。これ」
「なんですか?」
「いや、ほら。最近色々あったから気分展開に舞踏会でも行かないかなって」
それは舞踏会の招待状だった。
「ネリアちゃんも来て」
「えっでも…」
「いいじゃない。一緒に行きましょう」
「あっそんな固い舞踏会じゃないから気楽に楽しんで。あっ2人ともドレスはあったっけ?」
「華やかなものではないですがあるにはあります」
「うん。それでいいよ。じゃあ迎えに行くから。あっネリアちゃんのエスコートはライドかロランに頼んだから大丈夫だよ。カトリナはもちろん僕ね」
フェルソニー様はそれだけ言うとまたパクパク食べ始めた。
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