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ばぁばと孫の転生日記  作者: うらか
2章 カドーニ王国へ

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「ネリアさんのおかげで綺麗で過ごしやすいです」

「ありがとうございます。嬉しいです。飲み物お持ちしますね」

「あっありがとうございます」

職員さんとも気軽に話しながら本来の仕事である掃除以外にも色々やっている。

この部署の人達は数日前から、特にあの事件の後から忙しい。

徹夜も当然のようにあるのでカフェインが必須だ。

コーヒーや紅茶をたくさん飲む。というかそれしか飲まない。

「はい。お待たせしました」

「ありがとうございます。ネリアさんの紅茶美味しいから嬉しいです」

「ふふっ。こちらこそ嬉しいです」

午前の仕事をひと通り終えると昼食を摂る。

あの件があってから昼食にはフェルソニー様だけではなくライドさんやロランさんも来てくれるようになった。

「ちょっとお聞きしたいんですが、この国にズボンはありますか?」

「ズボンですか…?」

「はい」

「それはなんだい?」

「服なんですけど。今度の休日に服屋に行ってみてみようと思って」

「いや、聞いた事ないですね」

「そうですか…ありがとうございます。すみません」

「もし良かったら一緒に行こうか?」

「確かに男性ものに近いからお兄様について来てもらった方がいいかもしれません」

「男性ものに!?男性ものを着るのかい?」

「そっちの方が動きやすいのですよ」

「でもやっぱり女性はスカートが定番ですよね」

「そうなんですけど家庭菜園のお世話をする時などは歩きづらくて」

「ああそうですよね」

「分かった。じゃあついて行くよ。もしなかったら仕立て屋に行こう」

「いえ。そこまでではないですから」

「え〜見てみたかったのに」

そうして迎えた休日。

今日のお嬢様の服装はいつもよりシンプルだ。

平民にも溶け込めるようお嬢様だけではなく同行する私達も同じだ。 

「普段、こんな格好する事ないから新鮮ね」

「そうですね」

「お兄様が平民街ならあるかもと教えてくれたから」

「でも平民街は危ないので私達と離れないようにしてください」

アランドレが言った。

お嬢様の専属護衛である2人は平民街に行き慣れているようで平民に近い格好も似合っている。

迎えに来たフェルソニー様も質素な格好だ。

「おはよう。似合ってるね」

「ふふっ。ありがとうございます。行きましょう」

5人でまずは平民街へ向かった。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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