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ばぁばと孫の転生日記  作者: うらか
2章 カドーニ王国へ

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55(ばぁば=カトリナ視点)

途中、色々な街に寄り山賊に遭いそうになりながらもカドーニ王国へ到着した。

馬車での長距離移動は17歳の体にも堪えたがお兄様ともたくさん話ができた。

私がお兄様に働きたいと伝えるとやってみたらと言ってくれた。

その一言は私の背中を大いに押してくれた。

転生する前は普通に定年まで働いていたものの今は公爵令嬢という立場上、それは難しいと分かっていたからだ。

私が何を言ってもただの夢物語にしか受け取られない。

到着早々にお兄様がお手伝いしているというカドーニ王立情報局へ向かった。

私としてもお兄様の働いている場所に行けるのは嬉しかったし面白い同僚がいるとも聞いていたから楽しみだ。

聞いていた通り男の人が多くお兄様は好かれているようだった。

すれ違うたびに声をかけられている。

その中でも特にフレンドリーに話しかけている2人の男性がいた。

ロランさんとライドさんだ。

「皆さん初めまして。妹のミール・カトリナと申します。お兄様がいつもお世話になっております」

皆で順番に挨拶をする。

「初めまして。情報局で一緒に仕事をしているロランと申します。妹さんのお話はよくフェルソニーから聞いています。よろしくお願いいたします」

「初めまして。ライドと申します。何か困った事があればいつでもご相談してくださいね」

2人は丁寧に挨拶をしてくれて優しそうな人達だ。

その後、お兄様は書類を確認しに行くと言って行ってしまった。

残った私達には気まずい雰囲気が流れたが2人が積極的に話しかけてくれたおかげで空気が変わった。

ライドさんが市場を案内してくれる事になりロランさんの宿屋に泊まることも決まった。

市場は人で活気に溢れ、日本の野菜と似たものが多く見ていて楽しい。

久しぶりに和食も作りたい。

しばらく散策した後、お兄様のおすすめのお店でミベイルパイという料理を食べた。

デミグラスソースで煮込まれた野菜とお肉がほろほろでとても美味しい。

ロランさんやライドさんともたくさんお話しできて楽しい時間を過ごせた。

またお兄様は私達家族にはなかなか見せない表情をしている気がする。

それに私が働きたいと言うと情報局で働いてみないかと提案を受けた。

しかもネリアまで同じ場所で働く事になった。

思わぬ提案に驚いたがこの世界で馴染み深い人達の近くで働けるのは私としても安心できる。

そう思った私はその提案に乗った。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

今回は分かりやすいようばぁば=カトリナ視点となっていますが次回からはカトリナ視点となります。

紛らわしくなってしまい申し訳ございません。

次回もよろしくお願いいたします。

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