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お嬢様の冬休みが終わり今日からまた学院だ。
お嬢様は3年生になる。
冬休みの間、お嬢様と奥様と旦那様の屋敷に帰ったりしていた。
「カトリナの様子はどうだ?」
ある日旦那様に呼ばれそう聞かれた。
私はなんて答えればいいか迷ったが正直に答えた。
「お友達と毎日楽しそうに過ごされています」
「そうか。では悲しそうな様子はないという事だな?」
その言葉で旦那様が何を気にしているか分かった。
「たまにフェルソニー様の事を思い出されているのか感傷に浸っているような表情をされる時はありますが何より勉強が忙しいですし最近はその時間も減ってきたように思います」
「そうか。それなら良かった。カトリナにはいつまでもクヨクヨして欲しくはないからな」
「旦那様が心配なさるような問題はありません。ああ見えてお嬢様はお強いですから」
「それは分かっているが良かった。これからもよろしく頼む」
「はい」
お嬢様をとても心配している事が伝わってきた。
「行ってくるわね」
「行ってらっしゃいませ」
いつもよりピシッとしたお嬢様を見送り私はいつものように家の事をする。
気づけばフェルソニー様が亡くなってから大分経つ。
早かったような長い時間が過ぎたようななんとも言えない感覚がある。
今日は3年生初日なので気合いを入れて夕食を作るつもりだ。
そしてメイナーさんのサロンに置いてもらっている私の商品は相変わらずの売れ行きだが少しずつ暖かくなってきたのでマフラーなどの防寒具を減らし小物や日用雑貨を増やす事にした。
またフェルソニー様の喪が明けたら仕事をしてみようと思っているので本格的に仕事も探している。
こうして考えてみると意外と忙しい。
そんな事を考えているとそろそろお嬢様が帰ってくる時間だ。
急いで買い物に行かなければと思い家を出た。
それから必要なものだけ急いで買って家に帰った。
すぐに食材の下準備に取りかかる。
それが全て終わった頃、お嬢様が帰ってきた。
「おかえりなさいませ」
「ただいま」
私は一旦手を止めお嬢様のかばんを受け取り制服から着替えるのを手伝い紅茶を用意する。
「ありがとう」
「いえ。今日はどうでしたか?」
「それがカーティアスとルークと同じクラスなのよ」
「あら!飛び級組が同じとは驚きですね」
「そうなのよ」
「クラスはどうですか?」
「初日でそんなに馴染めないわ」
「そうですよね。失礼しました」
私はお嬢様と学院の話をした後、夕食作りを続ける。
「私も手伝うわ」
途中からお嬢様が手伝ってくれて割とすぐできた。
サラダにパスタ、できる限り品数を並べるとお嬢様も「今日はなんか豪華ね」
と言った。
そうは言っても1つ1つは決して高級食材を使っているわけでもない。ただ品数が多いだけだ。
「今日は3年生の初日ですから。簡単なものですけど」
「そんな事ないわ。ありがとう」
お嬢様は喜んで食べてくれた。
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