220(カトリナ視点)
その日の夜、飛び級を打診された事をネリア達にも話した。
するとお祝いだと言ってケーキを作ってくれた。
余り物の材料だと言っていたが、そうとは思えないくらい立派だった。
さらにネリアから新年の翌日にメイナーさんの屋敷を訪れる事を伝えると大歓迎だと言っていたと伝えられた。
迎えた新年。
準備をしてネリアが焼いてくれたお菓子を持って向かう。
場所はあの後相談して今日くらいは勉強を忘れようと新年のお祝いのために出ている屋台を楽しんで夜は近くのお酒も飲めるお店でパレードを見ようと決めている。
まず学院へ向かいサセーナとスカーラと合流する。
「おはよう」
「おはよう。早いのね」
サセーナはいつも通り早い。
「サセーナの方が早いでしょ」
「私はいつもだから」
「ごめ〜ん。遅れた」
スカーラはサセーナよりも少し遅い。
それでも大体約束時間ぴったりかその前だ。
「大丈夫よ。遅れてない。私達が早いだけ」
そんなわけで集合が早い私達は約束時間より前に出発する事が多い。
「ねぇそういえばみんなお酒飲めるんだよね?」
「そうじゃなきゃお酒出すお店に行くわけないでしょ」
「そうだよね」
そうして私達はパレードが行われるメイン広場へと向かった。
パレードは夜だが、屋台は昼から営業している。
しかも普段よりちょっと豪華なものや珍しいものが並んでいる事が多い。
「そろそろ昼よね。昼ごはん何か食べる?」
「そうだね」
「じゃあとりあえず歩いてみよ」
そうして1つ1つの店をじっくり見ながら吟味する。
「私はこのサンドウィッチにしようかな」
「え〜もっとここでしか食べられないもの食べれば良いのに。サンドウィッチならどこでも食べられるじゃない」
「そう言うけど自分は何を食べるの?」
「私はこのお肉のどんぶりにするわ」
「あっこれも美味しそうね」
「そうでしょ?」
などとサセーナとスカーラが言い合っている。
「カトリナは?どうするの?」
「私は温かいものがいいわ」
最終的に好きなものを頼んでシェアした。
「美味しいわ」
「これも美味しいわよ」
分け合いながらゆっくり楽しんだ。
食後はネリアが持たせてくれたクッキーをデザートに歩きながら色々見た。
大道芸を披露している人もいたし音楽を奏でている人もいて楽しかった。
あとは広場の周りのお店なども見ていたらいつの間にか日が沈みそうになっていた。
私達の手にはいつの間にか買い物袋もたくさんで自分でもこんなに買ったなんてと驚いた。
自分用の匂いのするもの。香水やキャンドルから学院で使う可愛いノートや文房具、お風呂で使うものや私達お揃いのものまで買っていた。
「あなたは服を買いすぎよ」
「あなただって。色々買ってたじゃん」
私達の手にはお酒と眼下には人々の歓声とパレードが見える。
「このお酒美味しい!おかわりもらってくる」
「飲みすぎないでよ」
スカーラは上機嫌でおかわりを取りに行った。
「ここなら花火も見えるわね」
スカーラと私は外を見ながらお酒をチビチビ飲む。
「うん」
スカーラが戻ってきてからも3人で女子トークを繰り広げてパレードも新年の花火も見てお互いおめでとうを言い合って解散となった。
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