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ばぁばと孫の転生日記  作者: うらか
シスカ公国へ

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219/230

219(カトリナ視点)

「終わった〜これであとは最終成績発表だけだね」

「まだ授業はあるけどね」

まだ授業はあるもののあと大きい事と言えば成績発表だけでその後は冬休みに入る。

「それは言わないで。ねぇ全部終わって新年はみんなで過ごせないかな?」

季節は冬になり外も寒い。

「えっ?」

「確かにみんなで遊びたいね」

「だよね。じゃあ決まりでいい?」

「うん…」

サセーナとスカーラの話に流されて新年集まる事になっていた。

でもこういうのは再び青春が戻ってきたような感じで正直、胸がときめく。

その日の夜、ネリアから新年をメイナーさんの屋敷で過ごさないかと提案された。

なんでもメイナーさんから誘いを受けたそうだ。

私は一瞬迷った。

でもメイナーさんにはネリアも含めいつもお世話になっているしサセーナ達の方は今なら断れるかもしれない。

断ったとしても何か言ってくる人達ではないだろう。

そう言ったのだが、ネリアは「そっちに行ってください。メイナーさんの方は私が行きますから」と言ってくれた。

最終試験と報告会を終えた後の授業は座学がメインのさらっとした授業が多い。

そんな日々を過ごしてついに迎えた最終成績発表当日。

正直朝から緊張していたが深呼吸をし学院の門を潜った。

最終成績はいつも掲示板に貼り出されるものとは違って担任から直接口頭で聞く。

1人1人名前を呼ばれて教室を出て行く。

戻ってきた学生は泣いている人もいれば喜んでいる人もいてある意味辛辣だ。

「ミール・カトリナさん。こちらへ」

ついに私が呼ばれる。

「はい」

「お座りください。さっそくですがカトリナさんの最終成績はこちらです」

渡された紙にはA+と書かれていた。

「あのすみません…これはどういう事でしょうか?」

何も説明されず渡されたので思わず聞いた。

「ああすみません。この学院で1番良い成績はSなのでその少し下ですね」

「本当ですか!?」

自分で聞いたのに驚いてしまって大きい声を出してしまった。

「ええ。それで今日はご相談があるのですが」

「はい!」

予想していたより良い成績で嬉しくて大きい返事をしてしまう。

「カトリナさんを見ていて勉強態度も真面目ですし成績も優秀なので私として充分飛び級の可能性があると思うのですがどうですか?」

「はい。ぜひお願いします」

私は考える暇もなくお願いしますと頭を下げた。

「では学院の検討会に推薦してみますね。ただ私は推薦なので本当に飛び級ができるかは分かりません。でも大体の学生は通るので大丈夫だと思いますが。今回は初めてなので1年の飛び級となりますが次の時は学力に応じて年数を決めます」

「はい。分かりました」

「ではこれからも頑張ってください」

「ありがとうございます」

昼休み。

「どうだった?」

いつものように庭園でサセーナとスカーラと共に昼食を摂った。

話題はもちろん最終成績の事だ。

「やっぱり飛び級?」

サセーナとスカーラに迫られ頷く。

「良かったじゃん!おめでとう」

「ありがとう」

「でもそっかぁ。じゃあ3人ともいなくなるんだ」

「えっ?」

「カーティアスも飛び級だしカトリナもでしょ?さっき聞いたけどルークもだって」

「ルークも?」

「そっかぁ。私達は2年生だけど3人は3年生かぁ。寂しくなるね」

などとお喋りしながら過ごした。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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