215(カトリナ視点)
6位だった定期試験が終わり研究室の中間報告や実習の準備など忙しい日々を過ごしていた。
中間報告はカーティアスを中心に良いものができたと思う。
なぜなら良い評価をもらえたからだ。
「お疲れ様〜良かったな」
「カーティアスがいてくれたおかげです。ありがとうございます」
「珍しいなぁ。お前がお礼言うなんて」
カーティアスは目をまん丸にして驚いていた。
「失礼ね。私だってたまには言います」
そう返すとカーティアスは笑いながら言う。
「ふふっ。そうか。でも本当に大変なのはこっからだぞ」
「えっ?」
「聞いてなかったのか?次は実習だろ」
「えっ?」
私は思わず驚いてしまった。
中間報告が終わった安心感と達成感であまり聞こえてなかった。
「しかも学年と研究室で両方での実習だから準備も大変だぞ」
「準備?」
「そりゃそうだろ。色々あるぞ。学年と研究室で実習内容はそれぞれ違うから両方の準備をする。確か研究室の方は薬草を採取してその場で調合するって言ってたな。どこで採集するかで薬草も変わるからそれを調べたり色々決めなきゃいけない事がある。学年の方もそろそろグループとテーマが発表されるんじゃないか?」
「色々あるのね」
「ああ」
やっと終わったと思ったのにすぐにまたやる事があって大変だ。
それから研究室の方では何を採集してどんな調合にするか話し合い、学年の方ではチームとテーマが発表されどんな事をするかを決める。
「掲示板に実習のテーマとグループを貼り出してあります。研究室や相性、色々な事を考慮して先生方とグループを決めました。この先は学生での実習準備の時間が増えます。皆、協力して取り組むように」
私はサセーナと一緒だ。
さらに私が6位だった定期試験で1位だったルークさんの名前もあった。
「行こう」
サセーナに連れられて来たのは大きな講堂のような場所だった。
「では皆さんグループごとに分かれて話し合ってください」
先生が拡声器のようなものを使って呼びかける。
「ねぇ、僕達同じグループだよね?よろしくね」
サセーナと一緒にいた所に声をかけられた。
「ルーク、よろしく」
サセーナがそう言ったので私も急いで
「よろしくお願いします」
と挨拶をした。
「カトリナさんだよね?」
「はい。ミール・カトリナです」
「この間の定期試験で6位だったよね?見たよ」
「ルークさんは1位でしたよね?」
「ルークさんなんてやめてよ。ルークでいいよ」
「分かりました。私もカトリナで良いです」
「じゃあカトリナちゃんで」
「はい」
「それで?どうする?」
「まだメンバー揃ってないでしょ?」
グループは基本5人1組だ。
それからメンバーが全員集まった所で自己紹介をしクラス、所属している研究室などを言った。
「それで?テーマは薬草の分布図作りと薬屋での販売か。大変そうだけど頑張ろう」
そうして実習に向けて色々な事を話し合った。
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