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それをお嬢様に伝えようとしていた時。
「実はね、今日先生から飛び級を打診されたの」
「えっ…」
一瞬、理解が追いつかず言葉が出なかった。
「言い忘れていたけど今日最終成績が発表されたの。それでね、飛び級を打診されたわ」
お嬢様はもう1度同じ事を言う。
「本当ですか?」
「嘘は言わないわ」
「おめでとうございます!」
私は嬉しくなってはしゃいでしまった。
「ありがとう。正直、私も不安だったの。あれから1位は1回も取れていないし定期試験はまぁ良い成績だったけど実習も報告会も…最後までどうなるか分からなかったから期待はしないようにしてたんだけど」
「お嬢様ならできると信じていましたが良かったですね」
「ええ。私も聞いた時は思わずやった〜!と言ってしまったわ」
「それくらい良いんですよ」
「それでね、本当は今度2年生なんだけど3年生に上がれる事になったの」
「あっでもクラスの皆さんと離れてしまうのは寂しいですよね」
「それがね、カーティアスもルークも飛び級なの」
「あのトップ争いをしている2人ですか!?」
「そうよ。まぁ成績では当たり前なのでしょうけどやっぱり少し苦手なのよね」
「そうですか。でも教材とかは大丈夫なんですか?」
「それは大丈夫よ。教材は6年分がまとまったものだから。それにうちは実習や座学ではない授業も多いしちょっと買い足さなきゃいけないものはあるかもしれないけど」
「とりあえず良かったですね。お祝いしなければ!今から何か作れるものあるかな…」
お嬢様は「良いわよ。そんなの」と言っていたが私は家にあった食材でなんとか小さいケーキっぽいものを作った。
「これ、ケーキ!?」
夕食も完成しダイニングに来たお嬢様がそう驚いていた。
「はい。材料がそんなになかったのでちゃんとしたケーキではありませんが」
「いいえ。立派なケーキよ。そんなに良かったのに…」
「そういう訳にはいきません。飛び級が決まったのでしょう?」
「そうなんですか!?」
同じくダイニングに来た専属護衛の2人も驚いていた。
「言ってなかったんですか?」
「ええ。みんな同じタイミングがいいかと思って全員揃ってからと考えていたんだけど我慢できなくてネリアには先に言ってしまったわ。ごめんなさい」
「おめでとうございます!」
「ありがとう」
「それでこのケーキを」
「そうです。ケーキっぽいものですが」
「もう立派なケーキよ」
「そうですよ」
そうして夕食を食べた後、そのケーキっぽいものをみんなで食べた。
そこで思い出した。
「あっそうだ!メイナーさんに確認したらお友達と楽しんできてと言っていました。次の日に訪問するのも大歓迎だって」
「本当に?良かったわ。メイナーさんにはくれぐれもよろしく伝えてね」
「はい」
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