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その日の夜。
お嬢様と協力して明日の準備をした。
「これはこれで良いでしょ。これは入れたしこれはここで良い」
1人ぶつぶつ言いながら準備しているお嬢様の横で私は服を準備する。
「明日の準備はこれで完璧ね。ネリア達は何か困る事ある?」
「いえ。大丈夫です」
「そう。まぁ当然よね。ネリアはしっかりやってくれてるし」
「お嬢様こそお1人で大丈夫ですか?」
少しだけ笑いながら聞く。
「大丈夫よ。ちゃんとやるわ」
お嬢様もそれが分かったようで少しツンとした顔で答えた。
「安心しました」
そんな会話をして迎えた翌日。
私は学院には行けないので家で見送る。
「忘れ物はありませんか?」
「大丈夫よ」
「気をつけて行ってらっしゃいませ」
「ありがとう。じゃあ行ってくるわね」
お嬢様を見送った後、普段はやらないような隅々まで掃除をして綺麗し今までなかなかやっていなかった家事をやる。
その後は完全に自分の時間だ。
刺繍や編み物に集中する。
と言っても刺繍はお嬢様が休日にやってくれた分があるので編み物がメインだ。
作るものも色などの指定も特にないので毎回、自分で自由に決めている。
正直、最初は迷ったけど編み物がだんだん上手くなってきた今では色々な色の組み合わせを考えるのも面白い。
今までマフラー専念する事が多かったので小物類は単色だったが今回は何色か組み合わせてみる事にした。
そうして自由な時間はひたすらそれをやり、あっという間に時間が過ぎる。
気づけばいつもよりたくさんの編み物と刺繍ができていて私も驚いた。
しかもあっという間にお嬢様が帰ってくる日を迎えていた。
「ただいま」
「おかえりなさいませ」
「何か困った事はなかった?」
「ふふっ。ずっと編み物をされていましたよ」
シシーにそう言われて恥ずかしくなった。
「そうなの?」
「はい…」
「充実していたようで良かったわ」
とお嬢様が満足そうに笑った。
「今日はお嬢様の好きなものをたくさん作りました」
今日の午前中に買い物を済ませてお嬢様の好きなものをたくさん仕込んでおいた。
「楽しみだわ。でもその前にお風呂入ってきても良いかしら?」
「はい。お湯も準備してあります」
「ありがとう」
お嬢様はお風呂に向かった。
私は上がってきた時の準備を整えておく。
「久しぶりに自分の家のお風呂は気持ちいいわ〜」
「良かったです。こちらへ。実習はどうでしたか?」
「疲れたけど充実していたわ。面白い薬草もたくさん採れたし」
「そうですか。良かったです」
「あなたも充実していたみたいね」
「はい。今まで以上に集中して編み物できました。あっお嬢様のマフラーもできました。後で差し上げますね」
「本当?嬉しいわ。ありがとう」
実は前にお嬢様もマフラーが欲しいと要望されたので作ってみた。
スキンケアが終わり、完成したマフラーを渡した。
「これどうぞ。お嬢様をイメージして作りました」
「とても可愛いわね。いっぱい使わせてもらうわ」
色はピンクとモノトーンカラーを合わせてみた。
そうして夕食を食べ、久しぶりに4人が揃った。
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