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ばぁばと孫の転生日記  作者: うらか
シスカ公国へ

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そして遂に満足できるマフラーができた。

今日はそれをシリルさん達に渡しに行く。

「こんにちは。ネリアさん。遂に出来上がったんですか?」

「こんにちは。はい。お待たせしてしまってすみません」

「いいえ。見ても良いですか?」

「どうぞ」

「ありがとうございます」

その時、メイナーさんがやって来た。

「ネリアちゃんいらっしゃい。できたのね」

「はい」

「青にしてくれたんですね」

「はい。何色にしようか悩んだんですけど…だめでしたか?」

「いいえ。私の目の色と同じでとても嬉しいです」

図星を言い当てられて頬が赤くなってしまった。

「シリル、巻いてみたら?」 

その姿を見たメイナーさんがふっと小さく笑いそう言った。

「うん」 

そんなに上手くはない出来でもシリルさんが着けると様になる。

「とても似合ってるじゃない」

「本当?」

「ええ。ちょっと見せて」

とメイナーさんがマフラーを見る。

なんて事はないのになぜか緊張する。

「うん。やっぱり編み目も綺麗だし私もお願いしたいわ。もちろんサロンにも」

と言われて驚いた。

「えっ?」

「元々そう言っていたじゃない」

「でも量産はできませんし」

「それなら大丈夫よ。サロンに置いてあるものは大体1点もので皆、手作りで作ってもらっているものがほとんどなの。もちろんお店みたいに納期も設けていないわ」

「まぁとりあえずそれはゆっくり考えてみて。無理強いはしないから。まずは今回の代金と私もマフラーをお願いしたいわ」

「えっそんな…代金なんていりません」

「そういうわけにはいかないわ。シリル」

「はい」

「これ、受け取ってください」

「いやいや、だめです」

「何がだめなの?」

「そうです。遠慮しないでください。こんなに良いものを作ってくださったんですから」

「ではお言葉に甘えて頂きます。ありがとうございます」

そう言うと2人とも満面の笑みで満足そうにする。

「はい」

「でね、私のマフラーなんだけど色はネリアさんちゃんに選んでもらいたいわ」

とメイナーさんから色々な注文をされた。

「いつまでというのはないから、出来たら教えて。楽しみにしているわ」

「分かりました。頑張ります」

「よろしくね。さぁお茶にしましょうか」

そう言ってメイナーさんが出て行った時、シリルさんに声をかけられた。

「また祖母が色々わがままを言ってすみません」

「いえ。褒めて頂けるのは嬉しいですから」

「でも本当に良いものをありがとうございます。大切に使いますね」

「いえいえ。こちらこそです」

そうしてお茶をご馳走になり、帰ってさっそくメイナーさんのマフラーの製作に取りかかる。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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