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家で夕食の準備をしているとお嬢様達が帰宅した。
「ただいま」
「お帰りなさいませ。中間報告はいかがですか?」
「順調に進んでいると言えばそうなのかもしれないけどやる事が多くて疲れたわ」
「お疲れ様でした。今日、シリルさんとオリジナルでブレンドしてもらえるお茶屋さんに行ってハーブをブレンドしてもらったんです。今お淹れしますね」
「シリルさんと随分仲良さそうで良かったわ」
「色々誘ってくださるので」
「あれは絶対好きよね。ネリアはどう思っているの?」
「その質問にはなんて答えればいいのか分かりません」
「な〜に?今はシシーとアランドレもいないし本当の事言って良いのに」
見るとさっきまでいたはずのシシーとアランドレがいない。
「さぁお茶ができましたよ。これは体が温まり免疫力までアップさせてくれるらしいです」
「そんな効果があるの?」
「あとリラックス効果も」
「それならシシーとアランドレにも持って行ってあげてくれるかしら?2人とも寒い中待っていてくれたから」
「分かりました」
お嬢様の言葉で私は2人にお茶を持って行く。
「シシー忙しい?」
部屋をノックして少しドアを開けるとシシーは熱心に書き物をしていた。
「いえ。どうしましたか?」
「これ、今日私がお茶屋さんに行ってブレンドしてもらったハーブティーなんだけどお嬢様が2人にもって。飲まない?」
「頂きます。ありがとうございます」
「体を温める効果と免疫を高める効能があってあとリラックス効果もあるらしい。ここに置いておくわね」
「はい」
私はお茶を机にそっと置きアランドレの部屋へ向かった。
同じようにノックをしてドアを開ける。
「アランドレ、入ってもいい?」
「はい。どうぞ」
「これ、今日私がお茶屋さんに行ってブレンドしてもらったハーブティーなんだけどお嬢様が2人にもって。良かったら飲まない?」
「頂きます。ちょうど本を読んでいたのでありがたいです。ありがとうございます」
「ここに置いておくね」
「はい」
「2人も喜んでいました」
「良かったわ。それで?どうなの?」
「どうなのとは?」
「シリルさんの事、どう思っているの?」
これ以上は逃げきれないと思い正直に答えた。
「良い方だとは思いますけど少なくとも今はそうなるつもりはありません」
「なんで?」
「フェルソニー様の喪が明けるまではこのままの関係でいるつもりです」
これは前から思っていた事だ。
「そんな…お兄様の事なんてネリアは気にしなくても良いのに」
「だめです。私はミール公爵家の侍女ですからそれを気にしないわけにはいきません。それに自分自身が恋というものをまだよくイメージできていないので今は無理です」
お嬢様はふっと笑い
「まぁそれもそうね。恋のイメージなんて私もあまりできないもの。でも1つだけ言っておく。その時が来たら私や他の人間に遠慮なんてしないでね」
「はい」
そしてお嬢様はにっこり笑い話題を変えた。
「さぁ今日のご飯は何かしら?」
「今日は寒いのでシチューです」
「良いわね。私も寒いからちょうど食べたかったのよ。手伝うわ」
そうしてお嬢様と一緒に夕食を作った。
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