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魚とお肉の両方を買いお嬢様は甘いものが好きだからせっかくならメイナーさんを招待する時のために試作をしようと思いお菓子作りに必要なものを買った。
後は家に帰るだけというところで
「ネリアちゃん!」
という声が聞こえて思わず振り向いた。
するとそこにはメイナーさんとシリルさんがいた。
「あっお2人ともどうしたんですか?」
「ちょっとこの近くに用事があってね。帰ろうと思ったらネリアちゃんが見えたから。ネリアちゃんはどうしてここに」
「夕食の買い物です」
「1人で持つには随分重そうね。シリル、持ってあげなさい」
「はい」
「いえ、そんな!すぐ近くですし大丈夫です」
「大丈夫ですよ。それに今、ネリアさんが重そうにしているのを見たのに何もしないのは紳士道に反しますから」
「でも…」
「良いのよ。なんならお家まで馬車で送って行ってあげるわ。ネリアちゃんと話もしたいし」
結局、押し切られて一緒に馬車に乗り家まで送ってもらう事になった。
シリルさんは馬車が止まっている場所まで荷物を持ってくれてさらに乗る時には手を貸してくれた。
何か何まで助けてもらって恐縮してしまう。
「ネリアちゃん、この間はありがとう。おかげでプレゼント、喜んでもらえたわ」
「こちらこそ色々頂いてしまってすみません。ありがとうございます」
「気に入ってもらえたかしら?」
「はい。実は今も着けているんです」
私は服に隠しているネックレスのチェーンを見せる。
「気に入ってもらえるかどうか不安だったから嬉しいわ」
「それで日頃のお礼にメイナーさん達を私達の家にご招待したいのですが良いでしょうか?」
「えっ!」
「いつももらってばかりは申し訳ないのでこちらも何かお返しをしたいと思って。メイナーさんの屋敷に招待頂いた時よりお構いはできないかもしれませんがもし良かったら」
「ぜひ行かせて頂くわね。楽しみだわ」
「では詳しい日程はお嬢様の試験が終わってからになると思うのですが大丈夫ですか?」
「ええ。もちろん。それよりカトリナちゃん、試験なの?」
「はい、今日。ヘルムード学院で1番になれるかどうかの大切な試験なんです」
「ヘルムード学院ってあの?」
そこでシリルさんが話に入ってきた。
「ご存じなんですか?」
「ご存じも何も薬学を学びたい者は大体そこを目指しますから。有名ですし」
「そうですよね。はい。そのヘルムード学院です」
「すごいわね」
私は自分の事のように誇らしくなった。
「だから今日はお嬢様の好きなものをたくさん作りたいと思って」
「そうなのねあっ着いたみたいだわ」
そこで家に到着した。
「じゃあご招待頂けるの楽しみにしているわね」
「はい。あっもし良かったらシリルさんも来てください」
「えっ?」
「ぜひ連れて行くわね」
そう話して別れた。
そして夕方、お嬢様が帰宅した。
「おかえりなさいませ」
「ただいま」
「時間はいかがでしたか?」
「全力は尽くしたわ。結果は1週間後だって」
「お疲れ様でした。お茶です」
「ありがとう」
「実は今日、メイナーさん達と会いまして。招待したいと話したらぜひと言ってくださいました」
「本当?良かった」
「日程はまた今度という話をしたのですがお嬢様はいつがよろしいですか?」
「もう今日で試験は終わったからいつでも大丈夫よ。メイナーさんの都合に合わせるわ」
「分かりました。連絡してみます。それとその時のためにお菓子の試作をしたのですがもし良かったら召し上がってください。私は夕食の準備をして参りますので」
「ありがとう」
お嬢様は試作したお菓子も美味しいと言ってくれて結局当日にはそれを出す事にした。




