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家に帰っていざその紙袋を開けてみるとそこにはピンクオパールのネックレスが入っていた。
しかもピンクオパールは小さく、あまり目立たず普段使いできるものだ。
さらにそこにはメッセージカードも。
「今日はありがとう。ネリアちゃんのおかげで良いものが買えました。これはそのお礼です。メイド服の下に隠せるかなと思って買いました。良かったら使ってください」
とある。
そしてそしてなんと先ほど本屋で買った本まで入っていた。
さすがの量に私はすぐにメイナーさんに電話をかけた。
「もしもし。ネリアちゃん?」
「もしもし。メイナーさん、プレゼント見ました。大した事はしていないのにこんなに頂けません」
「良いのよ。ネリアちゃんのおかげで助かったの。だから受け取って」
「いや…でも」
「受け取ってくれなきゃ私の気が済まないわ」
しばらく押し問答をして
「分かりました。それではありがたく受け取ります。ありがとうございます」
私が折れた。
「また今度会いましょうね」
「はい。失礼します」
と電話を切った。
その日、その話をお嬢様にすると
「良かったじゃない。ありがたく受け取っておけば良いのよ」
「でも私がこんな綺麗なものを身につけて良いのかと」
「良いのよ。良い?こういうものは身につけてこそなの。それにアクセサリーをつけちゃいけない人なんていないわ」
「でもそうねぇもらってばかりも申し訳ないからそうだわ!今度は私達がメイナーさんをここに招待するのはどうかしら?」
「良いですね。でもお忙しいのではありませんか?もうすぐ試験だとこの前聞きましたが」
「もちろんそれが終わってからよ。そうねぇ手作りのお菓子を準備するのはどうかしら?最近、作ってないじゃない?」
「そうですね。良いと思います」
お嬢様は以前よりずっと元気になったように思う。
完全回復というわけではもちろんないが少しずつ時間をかけて悲しみから少しずつ歩き出しているように感じる。
「おはようございます。お嬢様」
「おはよう」
今日は大事な試験の日だ。この試験の結果によっては飛び級もあり得るし落第もあり得る。
お嬢様は早朝から勉強をしていた。
「朝食の用意ができました。こちらにお持ちしますか?」
「ええ。まだ少しやりたいから。よろしく」
「分かりました」
私はできた朝食をトレーに乗せまたお嬢様の部屋へ向かった。
「お待たせしました。また身支度の際に参ります。何かありましたらお呼びください」
結局、その後呼ばれないまま私達も朝食を終え身支度を手伝うためお嬢様の部屋へ行く。
お嬢様の部屋に入るとさっきは食べる余裕もないくらい忙しそうだったが、朝食は綺麗に完食してある。
「お嬢様、身支度を」
制服を準備し声をかけると
「もうそんな時間!?これもやろうと思っていたけどまぁ良いわ」
教材を片付けて立ち上がり制服を着る。
「じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃいませ。頑張ってくださいね」
身支度を終え荷物を確認しお嬢様は専属護衛の2人と共に学校へ向かった。
私は家事をひと通り終え昼食も終えた後、きっとお嬢様は疲れて帰ってくるだろうと思ったため好きなものをたくさん並べたいと考え夕食の買い物に出かけた。
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