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その後、メイナーさんから私に話があると連絡がきた。
しかも今回はメイナーさんの屋敷で会いたいと言う。
何事かと思ったが向かうと出迎えてくれた執事が応接間に通してくれた。
「こちらです」
「ありがとうございます」
そこで数分待っているとガチャと扉が開いた。
「突然、呼び出してごめんなさいね」
「いえ。何かありましたか?」
「そんな大した話ではなくて。でもちょうどネリアちゃんにも会いたかったし。さぁとりあえずお茶でも飲みましょう。良い茶葉が入ったの」
するとメイドさんが入ってきて私達の前にティーカップと簡単なお菓子を置いた。
「わぁ、とても美味しいです」
「でしょう?私も好きなのよ」
「はい」
「それで?先日のガーデンパーティーはいかがだったかしら?」
「えっ?」
「あら?私の孫と楽しそうに話していたでしょ?」
「あっはい。良い方でした」
「本当?良かったわ。孫に甘いと言われるかもしれないけどあの子は結構かっこいいと思うわ」
メイナーさんはお茶目な目を向けてくる。
「えっ?」
「あら?その反応は満更でもなさそうね」
「確かにかっこいいとは思いましたけど」
「あら?あらあら、うふふ。良かったわ。ちょっと待っててね」
そう言うとメイナーさんは部屋を出て行った。
戻ってきた時にはなんとシリル様を連れてきた。
「こんにちは」
「お邪魔しております」
私は立ち上がって急いで頭を下げる。
「さぁさぁここに座って」
メイナーさんはシリル様の肩を押しながら椅子に座らせる。
「では私はちょっとしたい事があるから外すわね。あとはお2人で」
と言うと本当に部屋から出て行ってしまった。
「あっ…祖母がすみません!」
それを見た途端、シリル様が頭を下げる。
「いえいえ。そんなに謝らなくても大丈夫ですよ」
「祖母は本当に自由奔放な所があって…すみません」
「何かお飲みになりますか?」
「僕は大丈夫です。ありがとうございます」
そこで会話が止まってしまった。
「あーなんだか2人だと緊張しますね」
「そうですね」
「お元気でしたか?」
「はい。シリル様も?」
「はい。というか僕に様なんてつけなくても大丈夫ですよ」
「えっ?そんなわけにはいきません。私はただの侍女ですし。それにメイナーさんには直接聞いていませんが、お貴族様ですよね?」
「祖母の事はメイナーさんと呼んでいるのに?」
「それは…」
「僕の事も様なんてつけないで呼んで欲しいです。だめですか?」
「だめではないです。ではシリルさん」
少し拗ねたような言い方に拒否はできなかった。
「はい!嬉しいです」
その時。
「話はできたかしら?」
メイナーさんが戻ってきた。
「おばあ様、どちらに行っていたんですか?」
「自分の部屋よ。あっ2人に頼みたい事があるの」
「なんですか?」
シリルさんと声が被ってしまった。
「ふふっ」
「被ってしまいましたね」
私達がおかしくて笑い合っていると
「あなた達、仲良さそうね」
とメイナーさんも笑っていた。
「それで頼みたい事って?」
「ああそうそう。プレゼントを贈りたい人がいるんだけどあなた達と同じくらいの歳なの。何を贈ればいいか分からないから付き合ってくれる?」
「誰に?」
シリルさんがメイナーさんに聞く。
「それは秘密よ」
「分かりました」
「ありがとう、ネリアちゃん。さっそく出かけましょう。馬車は用意してもらっているわ」
そうして私達は3人で街へと出かけた。
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