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「本日はご招待頂きありがとうございます」
ガーデンパーティー当日、私達は礼をし挨拶をする。
「来てくれてありがとう。今日は楽しんで行ってね」
改めてメイナーさんの屋敷はすごい。
本人は言ってないし私も聞かないけどメイナーさんは貴族だと思っている。
会場に案内されるとたくさん人がいてたくさんの料理が並んでいる。
「緊張しているの?」
「そりゃこういう場に来るのは久しぶりですから」
こういう場はお嬢様の婚約破棄の時以来だ。
お嬢様は最近、少しだが社交の場にも出ているためそんなに緊張はしていないようだ。
お嬢様は会場にいる何人かと挨拶を交わしているが私はどうして良いかも分からず料理を取って端の方で1人食べていた。
すると
「こんにちは。楽しんでおられますか?」
と声をかけられた。
顔を上げると男性で周りには誰もいないので私に話しかけている事が分かる。
「はい。何かご用でしょうか?」
ナンパか…と思った。
「あっ決して怪しい者ではなく祖母がネリアちゃんが1人だから声をかけて来いと…すみません」
「あっ祖母?」
私は驚いて目を見開いてしまった。
「はい。メイナール・デボラは僕の祖母です。あっ自分の自己紹介忘れていましたね。改めましてメイナール・シリルと申します」
「ネリアです。メイナールさんにはいつもお世話になっております」
私は急いで頭を下げる。
「祖母からいつも聞いています。話し相手になってくださっているようでありがとうございます」
「いえいえ。こちらこそです」
「祖母は自由奔放な所があるので私達家族も困る時があるのですが、何かご迷惑はかけていませんか?」
「全然。むしろメイナーさんと話して気づかされる事は多いですし色々な場所に連れて行ってくださいますし」
「良かったです。祖母もいつもあなたの話を楽しそうにするんですよ。今あんな楽しそうな顔は久しぶりに見たので僕も安心していたんです。これからもよろしくお願いしますね」
「はい。私もメイナーさんと話していると楽しいので」
「良かったです。それではこの後もお楽しみください」
「ありがとうございます」
シリル様は確かにメイナーさんに似ていた。
特にメイナーさんの青い目と柔らかい笑顔が。
そして顔もかっこいい。
あれはモテるだろうなぁと思った。
「楽しそうだったわね」
いつの間にかお嬢様が近くに意味深な目を向けられた。
「ただ声をかけてくださっただけですよ」
「そう?その割には楽しそうだったけど」
「それより挨拶は終わったんですか?」
「ええ。疲れたから飲み物でも持ってくるわ」
「飲み物ならこちらに」
私が事前に取っておいたものを渡す。
「ありがとう」
お嬢様はそれを受け取るとゴクゴクと飲み干してしまった。
「本当に喉が渇いていたんですね」
「ええ。話し疲れたからしばらくここにいるわ」
「はい」
帰り際、メイナーさんに声をかけられた。
「カトリナちゃん、ネリアちゃん今日は楽しめたかしら?」
「はい。お花もとっても綺麗でした」
「良かった。これ、持って行って。また近いうち会いましょうね」
「はい。ではまた」
ここまでお読み頂きありがとうございます。




