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迎えた翌日。
約束の時間までにやるべき事を全て終わらせる。
そして待ち合わせ場所である噴水へと向かったが、まだその貴婦人は来ておらず私が先だった。
数分後。
「ごめんなさい。お待たせしてしまって」
「いえいえ。そんなに待ってはおりませんので」
「今日は来てくれてありがとう。ではさっそくだけど向かってもいいかしら?」
「はい。お願いします」
向かったのは貴婦人おすすめのカフェ。
そこは現代で言う純喫茶のような所だった。
「いらっしゃいませ」
席に案内され「何にする?」と聞かれる。
「あっ同じもので」
「分かった。注文するわね。すみませーん」
「あっ…ありがとうございます」
私が注文しようと思っていたのに先にされてしまった。
「改めて今日は来てくれてありがとう。それと昨日もありがとうね。迷子になっていて困っていたの」
「いえいえ。昨日も言いましたが当たり前の事ですから」
「その当たり前をできる人は少ないわ。あっ自己紹介忘れてたわね。私はメイナーよ」
「ネリアです」
「ネリアさん?それともネリアちゃん?って呼んでもいいかしら?」
「お好きにどうぞ」
「じゃあネリアちゃんって呼ばせてもらうわ」
「はい」
そんな感じで注文したものを届けに店員さんが来てもずっと喋っていた。
「ネリアちゃんって何かお仕事をしているの?」
「侍女をしております」
「あら!そうなのね。私は侍女の仕事について詳しくないのだけれど楽しい?」
「はい。うちのお嬢様はとても面白い方で…」
それからもメイナーさんの聞き上手に乗せられて色々喋ってしまった。
ほとんどがお嬢様の事だが。
「ネリアちゃんは本当にそのお嬢様の事が大好きなのね。きっとそんなに思われる主人は良い方なのでしょうね。もっとお嬢様の話、聞きたいわ」
それからもメイナーさんは私が話す度にリアクションをしてくれてついつい話してしまう。
「今日はありがとう。楽しかったわ。なんだかネリアちゃんの話聞いていたらお嬢様にも会いたくなってしまったわ。ねぇもし良かったらまたこうして会ってくださるかしら?」
「えっ?」
「あっもちろん無理にとは言わないのだけどほら、私年寄りだからこんなお喋りする相手が少なくて」
「そんな!メイナーさんは上品ですしお綺麗です」
「ふふっ。ありがとう。だからたまに話し相手になってくれるかしら?」
「私で良ければぜひ」
「嬉しいわ。ありがとう。じゃあまた来週?それとも再来週の方がいいかしら?」
「メイナーさんのお好きなように。私はいつでも大丈夫ですから」
「じゃあ来週!またこの噴水の前で待ち合わせでいいかしら?」
「はい」
「ではまた来週」
「また」
こうしてまた来週、メイナーさんとお話しする事が決まった。




